Googleのロゴが本日切り替わった。以下は中国のメディア”iFanr“の記事。
この新しいLogoはフォントが変わり、飾りの多い字体から新しくデザインされたゴシック体となり、全体的な印象としてより簡潔になったという感じだ。今回Googleがロゴを変更した原因は、GoogleがAlphabetの傘下の1社となったこととある程度の関係があるのは間違いないだろう。
Googleの多くのロゴとDoodleを振り返ってみると、それらがGoogleの成長とインターネットの変遷を体現していることに気づく。
企業イメージ(CI)の一部として、優秀なロゴは消費者やユーザの中で企業知名度を急速に上昇することができる重要なツールだ。そんなわけで多くの企業にとって、ロゴの変更は慎重に行うべきものだ。ただ、テック企業は例外なのかもしれない。
設立以来、GoogleのロゴはGoogleの製品・サービスと同様、時代の発展と共に更新されてきた。ここで、Googleのロゴの変化を振り返ってみたい。
当時のGoogleは”Google”とは呼ばれていなかった
1996年、Googleはラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという2人の共同創業者によって始められた、”BackRub”という検索エンジンからスタートした。BackRubはスタンフォード大学のサーバ上で1年ちょっと運用された。BackRubはGoogleの前身というべき存在だ。当時のロゴはデザイン上は奔放で、Larryペイジの左手の上に赤い字体でBackRubと書いたのが最初のロゴだった。
頭角を現し始めた1997年から1998年
1997年9月15日、Google.comがドメイン登録された。Google、この名前は数学用語の”googol”からきており、これは数字の後に100個の0がつくことを意味している。当時のロゴは簡単な字体に赤いシャドウ効果がついているもので、Googleという文字はこのロゴから初めて出現した。
1998年、Googleは正式に法人登記され設立された。その時のロゴには最後に”!”が入っていて、これは当時インターネット界ではトップだった”Yahoo!”への敬意を示したものだったのだろう。
ますます発展する1999年〜2010年
1999年、GoogleはロゴにCatullフォントを導入する。Kedarによれば、本来はもっと多くの色があったが、最終的に減色を採用した、しかし”L”の上に緑を配置したのは、古い規則に縛られないということを表している、という。そしてこのロゴは2010年まで使われた。このロゴが使われた1999年〜2000年、Googleは急速に発展し、2004年4月28日には当時歴史上最も衝撃的なIPOを遂げるのである。
シャドウを取り去った2010年〜2013年
2010年、Googleはまた新しいロゴに変更する。このロゴは従来のロゴを基調にシャドウを取り去ったもので、より明るいイメージとなった。
流れに乗る2013年〜2014 年
テック業界で流行っていたフラット化デザインの流行を受けてか、Googleは2013年に新しいロゴに変更した。これは従来のロゴを基調として更に文字上の立体感を取り去ったものだ。
肉眼では変化がほぼわからない2014年から昨日まで、細部へのこだわり
実は2014年5月に、Googleはこっそりと新しいロゴに切り替えている。ほとんど前と区別がつかない?下のGifアニメを見てもらえばわかるかもしれない。
これまでのロゴと比べると、”g”と”l”の位置が微妙に変わっているのにお気づきだろうか。これによって、よりバランスがよくなったという。この変更から、Googleが細部へのこだわりと追求の姿勢がみてとれるかもしれない。
Google最新のロゴ
そして新しいロゴだ。これはGoogleのロゴの10年の歴史の中で最も大きな変化となったといえるだろう。そう考えれば、Googleはロゴをよく切り替えてはいるものの、テック業界の中では比較的慎重で保守的だと言うことがいえるかもしれない。ただ、基本となるGoogleのロゴがあまり切り替わらなかったのは、Googleが何らかの記念日等によく作るやんちゃな”Google Doodle”の存在があったからかもしれない。Doodleについては、また別途。
記事は以上。
(記事情報元:iFanr)