Apple初の折りたたみiPhoneは、2台のディスプレイをヒンジで繋いだものになる?

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Apple未発表製品に関するリークで最近露出が多いジョン・プロッサー氏が、今度はAppleの折りたたみスマートフォン端末について言及しています。プロッサー氏によると、Appleはデュアルディスプレイ(2台のディスプレイ)を使用することで、これまで登場してきて多くの不具合を抱えているSamsungのGalaxy Foldのような問題を回避しようとしている、とTwitterで明らかにしています。

「Appleの”折りたたみ可能な”iPhoneは、本当に折りたたみ可能というわけではありません。」「現在のプロトタイプには、ヒンジに2つの別々のディスプレイパネルがあります」とプロッサー氏はツイートしました。彼は、折りたたみ可能なiPhoneプロトタイプは「現在のiPhone 11デザインのような丸いステンレススチールエッジ」を誇り、ノッチを備えていないと主張しています。代わりに、Face IDセンサーを収容する「小さな額」が外部ディスプレイにあるということです。

もしプロッサー氏の主張が正しいとすれば、LG G8Xか或いはMicrosoft Surface Neoのようなものになるのかもしれません。LG G8Xは2019年に登場。通常のディスプレイ+フルサイズ有機ELディスプレイ(OLED)のウォレットスタイルのフリップケースがついています。

Microsoft Surface Neoも、2枚のタブレットがヒンジでくっついているような形になっています。

ただ、Front Page Techでプロッサー氏は、Appleバージョンの折りたたみiPhoneの画面はLG G8Xよりもはるかに密接に接続されていると述べています。「2つのスマートフォンをつなぎ合わせただけのようには見えません」と彼はつぶやきました。「2つの独立したパネルですが、ディスプレイを拡張すると、かなり連続的でシームレスに見えます。」

AppleやLGのように、ディスプレイ2枚を繋ぐ方式であれば、1枚のディスプレイを折りたたむことで発生するディスプレイの破損の大きなリスクを避けることができます。ただし、やはり本物の「折りたたみディスプレイ」というインパクトには欠けることになります。

なお、本当にそうなるかはわかりませんが、アナリスト達は折り畳み式スマートフォンの可能性に非常に興奮しています。Strategy Analyticsの2020年のレポートによると、数年以内に折りたたみ式スマートフォンの出荷台数は1億台を超えるとのことです。なんだか、新しい市場や需要を無理矢理作り出そうと必死になっているだけのような気もしますが。。

また今年の初めにAppleは「複数の電子機器を備えたシステム」という特許を取得しており、その中では2つのディスプレイが密接する形で隣接されています。

プロッサー氏はプロトタイプの情報を出していますし、Appleは特許も取得していることから、社内でこのような折り畳み式iPhoneが開発されているのは恐らく間違いないでしょう。ただ、Appleは非常に慎重に、秘密主義を保ちながら、あらゆるパターンのモックアップを作成しては修正してを繰り返し、また適宜その製品が果たして開発に値するかどうかを見直しています。

Appleの新製品は当然ながら市場に出る前にはいくつもの大きなハードルを明らかにし、それらを越えなくてはいけなくなります。そしてAppleのティム・クック(Tim Cook)CEOは、前任のCEO=そう、かのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)と同様、計り知れないほどの数のアイデアに「ノー」を出してきた人物です。今回の折りたたみ式iPhoneもご多分に漏れず、かもしれません。

さて皆さんは、もし折り畳み式iPhoneが登場したら買いますか?私は。。微妙ですね。そこまでiPhoneレベルの大きさの端末でデュアルディスプレイの需要があるでしょうか?需要というより、実際の使用環境を想定してもそんなに便利に使えなさそうな気がします。そして値段がすごく気になります。20万円とか軽く超えてくるんじゃないでしょうか。。

記事は以上です。

(記事情報元:Cult of Mac

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