Apple、フレキシブルバッテリーを開発中か。将来の折り曲げ可能iPhoneのため?

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ここ2ヶ月ほどのテック系ニュースメディアの噂を眺めていると、2018年の新型iPhoneは、従来のiPhoneをもとにハードウェアのアップデートを施したものになるといえそうです。ディスプレイや本体サイズが大きくなるか、またはディスプレイがLCDに変わるか、といったところかと思われます。ただ将来数年の間に、AppleはiPhoneの内部や外観について大きな変更をもたらすことは必然で、中でもバッテリーには大きな変更が加えられるのではないかとみられています。

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Apple、柔軟性のあるバッテリー構造の特許を出願

ここ数日、Appleによって「柔軟性のあるバッテリー構造(Flexible battery structure)」と題された特許が出願されたことがわかりました。Appleは恐らくiPhoneに新しいバッテリーを搭載する可能性があり、そしてバッテリー形状の改善によって、更なるバッテリー持続時間の向上を狙うものとみられます。そしてフレキシブルなバッテリーの特徴は、外観設計が非常に自由にできるということで、内部の空間に限りがあるデバイスや、不規則な形状をしているデバイスなどに向いていて、更に折り曲げることも可能ということです。

flexiblebattery Apple Patent

折り畳み可能なiPhone、2年以内にリリース?

今週月曜日に、Appleが「折りたたみ可能な携帯電話」を開発しているというニュースが出回りました。またそれがここ2年以内に正式リリースされるという時期まで報道されていました。となれば、2019年か2020年にリリース、ということになります。もしAppleが出願した特許の通りに柔軟性のあるバッテリーの開発に成功したとしたら、その噂もまんざらでもなくなります。当然、Apple以外のサムスン(SAMSUNG)などのメーカーも、公式に折りたたみが可能なスマートフォンを市場に出す予定であることを公開しています。

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フレキシブルバッテリーの3つのメリット

フレキシブルバッテリーの主なメリットは3つあります。

1つは、Appleが更に計画的にiPhone内部の空間を有効に活かすことができるというものです。フレキシブルなバッテリーの採用で、これまでの非常にきっかり決まった形状のバッテリースペースから解放され、外観や内部に対して、これまでよりも大幅に自由な設計ができるからです。

もう1つは、新型バッテリーはバッテリー持続時間でもかなりの向上がみられるということです。

最後に、フレキシブルバッテリーは、爆発事故の防止にも繋がります。現在の固形のバッテリーでは、変形や外部からの衝撃、尖ったもので内部が傷ついただけで発火や爆発の危険性がありますが、折曲げが可能となれば、その危険性もかなり減ると思われるからです。

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Appleは今後iPhone Xのようにバッテリーにも工夫を凝らすかも

ここまで数年間、歴代のAppleのiPhoneのバッテリー駆動時間は、ほぼ変わってきていません。その数字だけを見ると、Appleはバッテリーの開発に力を入れていなかったとみる向きもありますが、実際は【iPhone X】で2枚をL型に連接したバッテリーを採用するなど、非常に顕著な改善をしてきています。特にこのL型バッテリーは、【iPhone X】が携帯・スマホ業界で先駆けて導入したもので、Appleは更にバッテリー関係で多くの工夫をしてくると思われます。

確実に採用されるかどうかは未知数

Appleがフレキシブルバッテリーについて研究しているという事実は確実なものです。ただ、当然ながら特許はあくまで特許です。特許を取ったからといって、Appleは全ての取得した特許を製品上に使うとは限らず、今後それがいつ実現するかどうかについては未知数です。

記事は以上です。

(記事情報元:Wccftech

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