Apple Watchの転倒検出機能がまた一人の命を救う

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Apple Watchの転倒検出機能が最近、米国アリゾナ州フェニックスでとあるApple Watchユーザが気絶して転倒したのを検知し、救急サービスに問い合わせるのに役に立ったことが地元のニュースサイトKTARによって報告されました。

地元チャンドラー警察のコールセンターによると、4月23日に気絶し失神した男性が転倒した際に、Apple Watchの転倒検出機能が作動し、911(米国版119、救急コールセンター)に電話連絡が入ったということです。その連絡によって、失神した男性のほぼ正確な場所が提供され、救急隊員がすぐに駆け付けることができたということです。

4月23日、チャンドラー警察のコールセンターは、コンピューター音声による911コールを受信しました。これは、Apple Watchユーザーが転落或いは転倒して応答ができなくなったことを示しています。そのコンピュータ音声は、その人の位置のほぼ正確な緯度と経度の座標を受信応対担当に提供しました。

警察官とチャンドラー消防署の救急隊員がその通知された場所に派遣され、そしてApple Watchを着けている男性が気絶して倒れているのを発見しました。

Apple Watchのこの転倒検出テクノロジーは地元当局からも高く評価されており、派遣担当スーパーバイザーのアドリアナ・カッチョラ(Adriana Cacciola)さんは、男性が必要な位置情報を自分で提供する方法は他になかったと述べています。

「彼は私たちに彼の場所や何が起こっているかについての情報を提供することができなかったでしょう」と派遣監督官のアドリアナ・カッチョラさんは言いました。「彼は、私たちがすでにそこに来るまで、助けが来ることすら知りませんでした。特に緊急事態が発生した場合には、テクノロジーが役立ちます。これは誰かの命を救う可能性があります。誰かが緊急事態に陥った時に、その人が必要なことを私たちに伝えることができないときに役立つこと、それが私たちがテクノロジーに求めていることです。」

Apple Watch Series 4以降には、落下検出機能が組み込まれています。65歳未満の場合はデフォルトでオフになっていますが、iPhoneのWatchアプリから誰でもオンにすることができます。

この転倒検出機能は、Apple Watchを着用している人に突然のひどい転倒や落下が発生したときに、インテリジェントに検出することで機能し、転倒検出から1分以内に持ち主が手動でアラートを解除しないと、緊急サービスに自動的に電話がかかります。またその人の緊急連絡先情報が入力されている場合は、その連絡先にはテキストメッセージと落下・転倒検出時刻とその場所の地図が通知されます。普段街中での転倒だけではなく、山の中での崖からの落下などでも機能します。ただ、携帯電話の電波がないと通知されませんが。。

最近、Appleは緊急SOS機能を拡張して、医療ID情報を緊急サービスと自動的に共有する新しいオプションを追加しました。日本ではまだですが、米国などでは始まっています。これによって、Apple Watchはますます緊急事態が発生したときに着用者の命を救う確率が更に上がることになるでしょう。頼もしいですね。

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac

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