フレキシブルディスプレイ採用!Apple、未来のApple Watchの新たなデザインを感じさせる特許を取得

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Apple Watchは今や世界で最も売れているスマートウォッチとなった。しかしAppleはその歩みを止めることなく、更にApple Watchに対して新たなデザインと機能の改善を追求しているようだ。

Patently Appleの報道によると、Appleは最近完全に新しいデザインのApple Watchの特許を出願したことがわかった。その外観は現行のApple Watchとは似ても似つかないほどの大きな違いがあり、特に大きな違いは本体の形が角形から伝統的な丸形デザインに変更されていることだ。なお、今回出願された特許について、Appleは2015年から既に動きを始めていたことがわかっている。

New-Apple-Watch-Design_Patent

特許出願書では、このデバイスは外観上は伝統的な腕時計に見えるものの、実際はその違いは非常に大きいとしている。新しいウォッチの文字盤(Watch Face、下図402)とバンド(下図404)にはフレキシブルディスプレイが採用されており、更にかなり狭いベゼル(下図410)或いはベゼルレスデザインとなっており、最大限に表示領域を広げるとされている。

New-Apple-Watch_Patent_02

このフレキシブルディスプレイには、Appleが現在iPhoneやiPadに使われているゴリラガラスの開発元であるコーニング(Corning)社と共同開発したフレキシブルなガラス、ウィローガラス(Willow Glass)が使われるのかもしれない。

Willow-Glass_Apple-Corning

またデバイスの表面が全てディスプレイになるだけではなく、当然ながら内部にはプロセッサと通信用の小型モジュールが入っており、ユーザはBluetoothとWi-Fi、そしてWWLANレシーバーの搭載でセルラー通信もできるようになるかもしれない。

そしてAppleは特許出願書の中の下図FIG.5Aで、フレキシブルディスプレイの下側の層に取り付けるLED(下図214)やマイクロチップ(下図216)の絵も記載している。

New-Apple-Watch_Patent

そして、毎度の事ながら、今回特許出願されたからといって(そして今後この特許が取得されたからといって)、この特許が必ず商業化・実現するとは限らない。これまでAppleが取得した多くの特許が実現していないことがそれを証明している。ただ、Appleにもこの方向で開発を行っているチームもいる、ということだろう。

なお、BGRの報道によれば、Appleは現在新型Apple Watchプロトタイプによる血糖値のモニタリングと交換可能なスマートバンドの開発を進めており、Appleのティム・クックCEOが率先して血糖値モニタリングに参加しているようだ。次世代の【Apple Watch Series 3】には、今回出願された特許のような大幅なデザイン変更よりも、これらの機能が先に採用されるかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:Patently Apple

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