Apple、今秋に新しい16インチMacBook Proをリリースか

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Forbesに届いたマーケティング会社のIHS Markitからのメールによると、Appleは今秋新しい「16インチMacBook Pro」をリリースする計画を進めているとのことです。

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Viktor Kadarによる、新デザインのMacBook Proのコンセプトイメージ

IHS Markitのコンシューマーエレクトロニクス担当副社長、Jeff Lin(ジェフ・リン)氏はForbesに対して、メールで以下のように書いています。

「IHS Markit Q1’19モバイルPCマーケットトラッカー」で引用されているように、IHS Markitは将来のMacBook Proが新しいディスプレイサイズ(16インチ)、新しいMac OS(macOS 10.15 Catalina)と新しいCPUを搭載するものとみています。

新しい16インチMacBook Proのスペック(仕様)

この16インチMacBook Proのスペックについて、IHS Markitによって以下の表にまとめられています(といってもディスプレイ以外には実質的な仕様情報は殆どないのですが)

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IHS Markitによれば、新しいMacBook Pro 16インチのディスプレイの解像度は3072×1920となっていて、有機ELディスプレイ(OLED)ではなくLG製の液晶ディスプレイ(TFT-LCD)であるということで、HPやDellなどの他社は既に人気の15.6インチノートPCにOLEDを導入していることを考えると、最も先進的な仕様ではないといえます。

この16インチMacBook Proの情報は今回のForbesが初めてではなく、TF International Securities(天風国際証券)の著名なアナリストMing-Chi Kuo氏もかつてその計画について触れています。

なお、前出のIHS MarkitのJeff Lin氏は、Appleは今年9月に13インチ(13.3インチ)MacBook Pro及びRetina MacBook Airも、新しいmacOS CatalinaとIntelの新しいCPUを搭載するとしていますが、外観のリニューアルがあるかどうかについては触れられていません。

新しい16インチMacBook Proはどのような位置づけになるのか

ところでこの16インチMacBook Proですが、いったいどのような位置づけになるのでしょうね。現在の15インチMacBook Proの実際のサイズは15.4インチで、ほぼ16インチに近いといえば近いわけで、それが少しスケールアップして、外観の変更が行われるということでしょうか。それとも、全く新しい外観でMacBook Proの人気を取り戻そうとするのでしょうか。

Appleは5月に13インチ及び15インチMacBook Proに対してプロセッサのアップグレードを施したばかりで、更に矢継ぎ早に9月にもアップデートを行うとなるとこれまでにないMacBook Proへの気合いの入れ方となりそうです。

新しい16インチMacBook Proに期待されるものとは

新しい16インチMacBook Proに期待されるのは、恐らくグラフィック性能ではないかと思われます。既にCPUの性能は十分すぎるほどよくなっています。16インチMacBook Proに搭載されるのは、時期的に恐らく第9世代HシリーズモバイルIntelプロセッサになると思われますが、今年5月にリニューアルされた15インチMacBook ProでCTOで選択できるCore i9-9980HK 8コアプロセッサは第9世代HシリーズモバイルIntelプロセッサです。差別化をどう図っていくかとなるとやはりグラフィック性能でしょう。

恐らく現行の15インチMacBook Proよりも強力なものとなると、AMDの次世代グラフィックカード、AMD Radeon RDNA(以前のコードネームは “Navi”)になるかもしれませんが、AMDがまだロードマップを明らかにしてないのでそのあたりはまだ不透明です。しかし本物のグラフィック性能を求める人は現行のiMac Proか、今年中にリリースされる予定のMac Proにいくでしょうし、どうしてもノートブックという人は外付けGPUという選択肢もあります。16インチMacBook Proが空振りに終わらないといいのですが。

いずれにせよ、今後MacBook Proのラインナップは13インチと16インチの2種類ということになるのかもしれません(15インチと16インチが混在するとややこしいことになりますので。。)。そして、16インチと13インチの性能差や外観の違いをはっきりとつけることで、16インチMacBook Proをよりハイエンドマシンとして位置づけるのかもしれません。それに伴う価格の上昇が気になりますが。。

そしてこれらの動きは、いずれAppleが独自で開発したMac用のCPUを搭載するための布石であると考えられますが、個人的には独自開発CPUが登場したときに一気にリニューアルすればいいのになあ、とも思います。

そして更に私個人的には、現在メインマシンとして使用している「MacBook Pro 13インチ 2018年 Ultimateモデル」がコンパクトで、お気に入りのグッドデザイン賞受賞の手提げバッグにちょうど入るのと、意外に軽量で持ち歩きに負担にならず、しかも性能的にも全く不満はないので、暫くは使い続ける予定です。さすがに15インチや16インチでは入る鞄も限られますし、なんといっても持ち歩くと重くて肩が凝ります。。笑

記事は以上です。

(記事情報元:Forbes

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