Appleはこの新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなっている中、オンラインサービスを提供する国を拡大しています。Appleのハードウェアの売上げが低迷する中、このサービス部門の売上げの増加が、Appleの屋台骨を支えるようになるかもしれません。
App Store、Apple Arcade、Apple Podcasts、そしてiCloudサービスが20ヶ国もの新たな国でスタートしました。Appleのプレスリリースによると、以下の国で現在サービスが始まったということです。
- アフリカ: カメルーン、コートジボワール、コンゴ共和国、ガボン、リビア、モロッコ、ルワンダ、ザンビア
- アジア太平洋地域: モルディブ、ミャンマー
- ヨーロッパ: ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、コソボ、モンテネグロ、セルビア
- 中東:アフガニスタン (Apple Musicを除く) 、イラク
- オセアニア: ナウル(Apple Musicを除く)、トンガ、バヌアツ
なお、Apple Musicは今後6ヶ月以内に以下の国で新たにお試しが開始されるということです。
- アフリカ: アルジェリア、アンゴラ、ベニン、チャド、リベリア、マラウィ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ナミビア、コンゴ共和国、セネガル、セイシェル諸島、シエラレオネ、タンザニア、チュニジア
- アジア太平洋地域: ブータン
- ヨーロッパ: クロアチア、アイスランド、北マケドニア
- 南米及びカリブ諸島: バハマ諸島、ガイアナ、ジャマイカ、モントセラト、セントルシア、セントヴィンセント及びグレナディン諸島、スリナム、タークス・カイコス諸島、ウルグアイ
- 中東: クウェート、カタール、イエメン
- オセアニア: ソロモン諸島
これらの地域のユーザは、それぞれの地域用にカスタマイズされたコンテンツを楽しむことができます。例えばApple Musicなどでは、地元のアーティストをはじめ、Africa NowやGhana Bounceなどの地域に特化したプレイリストを楽しめます。
Appleは現在ハードウェアの売上げが新型コロナウイルス感染症の影響で過去最高の前年比による減少を記録するなど低迷しており、その分を最近伸びているサービス部門で補おうとしています。サービス部門のうち、大部分の売上げはApp Storeにおける30%の手数料収入ですが、Appleはそのサービス部門の収入ポートフォリオをより多様化しようとしています。昨年まで、AppleのコンテンツサービスはApple MusicとiTunes Storeだけでした。しかしAppleは昨年2019年にApple News +、Apple Arcade、Apple TV +イニシアティブを発表しました。
Appleは今後これらのサービスを統合したサービスパックのようなものを提供することが望まれています。もしかしたら、近日中に登場するかもしれません。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、自宅で過ごす人が多いため、これらのサービス範囲拡充は大きなプラスの影響を顧客だけでなく、Appleにもたらすかもしれません。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)