Apple、USPTOに4つのクアルコムの特許取り下げを申請!更なる宣戦で全面戦争に突入か

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

Appleは先週木曜日(日本時間金曜日)に再度クアルコム(Qualcomm)に更なる「宣戦」をしました。アメリカ合衆国特許商標庁(以下USPTO)に、クアルコムが所有する4つの特許を取り消すように申請を出したのです。なぜならこの4つの特許は現在両社で争われている特許裁判に関わるもので、Appleにとっては、これらの特許が取り消されれば非常に有利に物事が進めることができるからです。

PalmoGL_Palmo_パルモ_09

Apple、4つのクアルコムの特許取り消しを申請

Appleはこう語っています「Appleはこの4種類のクアルコムの特許が取り消されることを望んでいます。なぜならこれらには全く何も新しいアイデアというものがないからです。これらはクアルコムが2017年にAppleを特許侵害と訴えてきたものの一部分です。Appleが疑問を呈したのは、デジタルカメラのレンズのオートフォーカスの方式、携帯電話とパーソナルデジタルヘルパー付きのデバイス、タッチスクリーンと回路メモリの4つの特許です。」

Apple、他にも398項目もの特許取り消しを申請

CNETの報道によると、Appleはこれまで既に398項目もの他社の特許に対して取り消し申請を出していますが、その成功率についてはわかっていません。しかし法廷に比べ、USPTOは比較的付き合いやすいといわれていて、またUSPTOはこれまで特許侵害裁判に関わる特許の取り消しを頻繁に行ってきています。

この申請が提出された後、特許に関する判決が行われ、上訴委員会がAppleの申請書を審査する予定です。またクアルコム側にも訴訟の機会が与えられます。その後委員会が最初の判決を下しますが、最終判決が下るまでには1年以上の時間がかかるものとみられています。

小龍のひとりごと

Appleとクアルコムの特許裁判、特許戦争は泥沼化しそうな勢いです。クアルコムは相当な痛手と思いますが、Appleは既にベースバンドチップをインテル(Intel)製に切り替えていっており、将来的にもクアルコムには頼らずに製品を作っていける道を作りつつ、これまでの過払いを取り返したい、という思惑のようです。さすがですね。。

記事は以上です。

(記事情報元:CNET

Visited 67 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人