Appleは日本時間本日2018年12月6日未明(午前2時頃)に、モバイルデバイス用OS、iOS 12.1.1正式版をリリースしました。iOS 12としては通算4個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS 12.1(iOS 12.1.0)が10月31日にリリースされてから36日でのアップデートとなり、1ヶ月以上持ったことになります。前回のiOS 12.1が22日でのアップデートだったので、かなり長い間隔だったことになります。
iOS 12.1.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるiOS 12.1.1のリリースノートです。小数点2桁アップデートで、細かい新機能やバグの修正などが行われています。
iOS 12.1.1では、iPhoneおよびiPad用の機能が追加され、バグも修正されました。
- iPhone XRで触覚タッチを使って通知のプレビューを表示可能
- iPhone XR、iPhone XS、およびiPhone XS MaxでeSIMを使ったデュアルSIMに対応した通信事業者をさらに追加
- FaceTime通話中に1回のタップで背面側カメラと前面側カメラを切り替えることが可能
- 1対1のFaceTime通話中にLive Photosを撮影可能
- iPadおよびiPod touchでWi-Fi通話時にリアルタイムテキスト(RTT)を使用可能
- 音声入力とVoiceOverの安定性を改善以下のバグ修正が含まれます:
- Face IDが一時的に利用できなくなることがある問題を修正
- ユーザによってVisual Voicemailをダウンロードできないことがある問題に対処
- “メッセージ”で、中国語または日本語のキーボードから入力したときに予測変換の候補が表示されないことがある問題を修正
- “ボイスメモ”の録音がiCloudにアップロードされないことがある問題に対処
- 時間帯が自動的に更新されないことがある問題を修正このリリースには、HomePodの以下の追加機能およびバグ修正も含まれます:
- 中国本土および香港でのサポート
- グループFaceTime通話中にHomePodのLEDが点灯このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222引用元:Apple
デュアルSIM(eSIM)対応通信事業者を追加
iPhone XS/XS Max/XRでは、中国版を除いてeSIMが導入されていますが、そのeSIMに対応した通信事業者(キャリア)が追加されたということです。具体的にどのキャリアが追加されたのかは、情報が入り次第お知らせします。
なお、中国版・香港版のiPhone XS Max/iPhone XRは物理デュアルSIMとなっていますので、この影響は受けません。詳細は当ブログでもまとめていますのでご覧ください。
アップデートはOTAで可能
iOS 12.1.1へのアップデートは、iOS端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは大きさは小数点2桁アップデートの割にはかなり大きく、iPhone XS MaxでiOS 12.1からアップデートする場合は381.1MBとなっています。普通は数十MBなので、今回はかなり大きいといえるでしょう。
サイズが少し大きいので、アップデート自体にも少々時間がかかります。時間に余裕を持って行いましょう。20〜30分くらいは見ておいた方がいいと思います。寝る前にダウンロード、インストール(アップデート)指示をやっておくのがいいかもしれません。
iPhone XSシリーズ/iPhone XR用を含む、iOS 12.1オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR】用も含め、iOS 12.1.1のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
Apple TV用tvOSも12.1.1にアップデート
ついでと言ってはなんですが、Apple TV用のtvOSも12.1.1にアップデートされています。パフォーマンスと安定性が改善されているとのことです。
記事は以上です。