Apple、香港のストアでも世界エイズデーにあわせて赤いロゴと赤いシャツに変更

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12月1日は世界エイズデーでした。Appleは例年通り、世界400を超える直営店で、Appleのロゴを赤くし、また12月1日〜7日の7日間、ユーザがオンラインや実店舗でApple Payを使用するたびに、その中から1ドルを寄付すると宣言しました。その寄付の向かう先は、エイズや結核、マラリアなどに関する世界中の基金とされています。

私も香港にいるので、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)にあるApple廣東道(Canton Road、カントンロード)に行ってみました。確かに、ロゴも店員の服も赤くなっています。

Apple_HK_Canton-Road_Aidsday_02

Apple_HK_Canton-Road_Aidsday_01

Appleはこれまで、各種のProduct(RED)製品を販売して、エイズの予防に関するプロジェクト、Product(RED)を応援してきました。最近ではiPhone 7/7 PlusのProduct(RED)モデルが記憶に新しいですね。

iPhone7_Product-RED

Appleの環境やポリシー、ソーシャル提案などを担当する副社長のリサ・ジャクソン(Lisa Jackson)氏は、「Product(RED)と提携することで、エイズウイルスが母親からまだ産まれていない子供に伝染するのを予防することを阻止することは、最も助けを必要としている地区にとって非常に大きな影響を及ぼしています。Appleは今後も引き続きエイズに対抗し、新生児がエイズに侵されないようにしていきます」と発表しています。

Appleは上記のApple Payの使用毎に1ドル寄付する以外にも、更に対エイズをテーマにしたイベントや活動を進めており、その中にはデベロッパ達がProduct(RED)組織をサポートすることを促したり、アフリカの8つの国でエイズウイルスやエイズの病気そのものの駆除のためのチャリティ募金なども入っています。Appleは、今年既に3000万ドル(約3億3,650万円)を集めたとしていて、これは既に新記録となっているといいます。しかもこの額によって、1.44億日分の薬物による治療が可能になるとのことです。

Product(RED)の組織は有名なバンド、U2のヴォーカル、ボノ(Bono)と、アフリカに関心を寄せる慈善団体DATAのBobby Shriver氏によって2006年に共同設立が宣言されました。このProduct(RED)は単なるチャリティの組織或いはブランドの宣伝のためではなく、実際の経済的な基礎から着手し、提携しシェアすることで、世界中の基金を持続的なものとし、個人の寄付で構成されたキャッシュフローを作ることを目的としています。現在では、Apple、アマゾン(Amazon)、フェデックス(FedEx)、Gap、モトローラ(Motorola)等の大企業が協力してProduct(RED)に参加しています。

しかしそんな崇高な概念はどこへやら、昨日のApple廣東道の周りには、恐らく店舗在庫が出始めた【iPhone X】を買い取ろうと転売ヤー業者がたむろして異様な雰囲気になっていました。。ちょっと残念ですね。

記事は以上です。

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