4月10日から予約受付とプレビューが始まったApple Watch。数人のアナリストが、早くもその売れ行きについてレポートしている。
Apple Watchは米国において既に予約受付初日だけで95万台以上の予約があったとされ、世界各国の予約台数は軽く100万台を超えたことになる。
その中でも、最も安価(といっても全然安価ではないが)なApple Watch SPORTモデルが最もシェアが大きい。アルミニウムの材質ではあるが、他のモデルに比べて手に入れやすい価格だったからか、そのシェアは最も少なく見積もっても半分以上になっているとみられている。これはある程度事前に予測されていたことで、特に驚くべきことでもないが。。
マーケティング会社のSlice Intelligenceによれば、Apple Watch Sportは全部のApple Watchの予約の中でも62%のシェアを占めたという。更に、Apple Watch Sportの中でもスペースグレイモデルが最も売れ行きがよかったとのこと。それに比べ、通常のApple Watchバージョンのブラックステンレスモデルは、黒のリンクブレスレットとの組み合わせしかなかった原因で、超豪華版のEDITION版を除くと最高値になってしまったため、シェアは3%しかなかったという。
また、上記のグラフを見ると、Apple Watch用のバンドの中では黒のスポーツバンドが一番売れており、それにミラネーゼループ、リンクブレスレットとシェアが続いている。
では、Apple Watchと他機種の比較をしてみたらどうなるだろうか。
GoogleのAndroid Wearベースのスマートウォッチは全部合わせても1年で100万台も売れておらず、2014年には75万台止まりだったという。安価なPebble Watchでさえ、二年間でやっと100万台を売ったというレベルなので、Apple Watchがいかにスマートウォッチの中でバカ売れしているかがわかるだろう。
初日だけでこれまでの他社のスマートウォッチの1年の売上を超えてしまったAppleは、またしても市場に奇跡を起こしたことになる。
なお、事前の報道ではAppleはApple Watchの初期ロットとして300万台を用意しようとし、その分の部材をApple Watchの組立を一手に引き受けているOEMメーカーのQuanta(廣達電腦)に渡していたが、結局様々な技術的に困難によって歩留まりが悪くなり、予定の半分、或いは100万台くらいしか初期ロットとして出荷できないかもしれないという情報もあった。
そんなわけで、あっという間に公式Apple StoreでのApple Watchの出荷日予定はどれも6月、7月以降にずれ込んでしまった可能性がある。
さて、それほど売れたApple Watchの実力は。。手に入れてからレポートしたいと思う。
できれば、リリース日の24日に手に入れたいところだが。。
記事は以上。
(記事情報元: Redmond Pie)