発表されてから5ヶ月が経ち、iOS8.2のベータテストや2月のスタッフ集中トレーニングなど、様々な事象からAppleのウェアラブルデバイス・スマートウォッチの”Apple Watch”のリリースは3月末頃になるのではないかとみられている。そしてAppleのヘッドハンティングの勢いも止まらない。下記は中国のサイトiFanrから。
チェスター・チッパーフィールド(Chester Chipperfield)はイギリスのファッションブランドBURBERRY(バーバリー)でデジタルとインタラクションデザインのヴァイスプレジデント(副社長)を務めていた人物だが、数日前に彼が自身のLinkedInアカウントにて、Appleのスペシャルプロジェクトに参加することを表明したことで、Appleが彼をヘッドハンティングしたことが明らかになった。
今回Appleがチェスターに白羽の矢を立てたのは、恐らく彼がバーバリーにいた頃デジタルマーケティング(特に小売)やユーザ体験の改善などに関わっていた経験を買ってのことだろう。
チェスターはデジタルファッションマーケテイングで非常に豊富な経験があり、これは疑うべくもなく、近いうちに発売になると思われるApple Watchに非常に大きな助けになるだろう。Apple Watchが発表されるずっと前から、Appleはファッション業界から多くの大物たちを引き抜いてきていた。例えばイブ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)のCEO、ポール・ドヌーヴ(Paul Deneve)、そしてもちろんバーバリーの前CEOアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)もだ。Appleに入社してからポール・ドヌーヴは副社長、アンジェラ・アーレンツは販売担当のシニア・ヴァイスプレジデント(上級副社長)になっている。
9to5macの報道によれば、AppleはApple Watchのために実店舗の改造を行うとしており、店内の一部をApple Watch専用スペースとするという。またオンラインストアもそれに応じた調整を行い、チェスターは恐らくそのオンラインストアとアプリのインターフェイスなどを担当することになるだろう。
画蛇添足
言うまでもなく、これはアンジェラ・アーレンツによる紹介と引き抜きがあったものと思われる。ファッション業界からの大物の流入で、Appleの製品はますます価格が高くなってしまうのだろうか?
記事は以上。