上の図は、投資会社「Andreessen Horowitz」のアナリスト、
Ben Evansの分析による表だ。
Evansによれば、この表はFacebookのアクティブユーザの中から、
Apple(アップル)のiOSとGoogle(グーグル)のAndroidユーザの、
それぞれの地域分布を分析したところ、
このような表ができたという。
しかしこの表は別の見方をすることもできる。
それは、Appleユーザがやはりある程度金持ちが持つ傾向があるということだ。
AppleとGoogleは現在最もスマートフォン市場で影響力を持つ会社であり、
どちらがモバイル市場のシェアを制するかが常に業界の話題となっており、
この問題は現在のテクノロジー業界の中で最も重要な話題だとしている専門家さえいるほどだ。
しかしAppleやGoogleにとっては恐らくそんなことはないだろう。
Evansの言うとおりであれば、
上記の表はFacebookのアクティブユーザのうち、
AndroidとiOSユーザの地域別分布の表ということになり、
黒がAndroidで、灰色がiOSとなっている。
この表からは、全世界ではAndroidユーザがiOSユーザよりも多く、
インド市場などは殆どAndroidに占領されてしまっていると言っても過言ではない。
周知の通り、米国はインドに比べて強大で経済も潤っており、
表の一番左にあるコネティカット州グリニッジはヘッジファンドなど金融サービスが多く、
マネーの稼ぎ手として米国で最も裕福な町として知られている。
表に並んでいる地域は、左が最も裕福で、右が最も貧困という並び順だ。
一般的にグローバルな視点で見れば、
経済的に持たざる者は持つ者よりもだいぶ人口が多いということは常識だ。
では我々はこの表から、Appleは比較的裕福な人が使っているという結論を導けないだろうか。
このような結論は恐らく多くの人の(特にAndroidユーザの)感情を傷つけることだろう。
個人的には非常に申し訳なく思う(もちろん一部のAndroidデバイスには価格がAppleよりも断然クソ高いモデルも存在する。VERTUとか)。
しかしAppleのデバイスの価格がAndroidデバイスのそれより高価であることは紛れもない事実だ。
もちろん一人一人のApple iOSユーザ全てがお金持ちということではないが、
この表によれば全体的にAndroidユーザとApple iOSユーザの間に経済的格差が存在する事実を証明していると言わざるを得ないだろう。
ちなみに私自身はこのブログをやっていることと、
Apple製品のファンでもあるので、
生活費を削ってまで毎年iPhone(しかも発売初期の高いSIMフリー)を買い換えるという、
酔狂な貧乏ユーザーなので、
もちろん裕福な方に入るわけがない。。笑
記事は以上。