ペプシコーラ社やApple(アップル)社の元CEOジョン・スカリー(John Sculley)が、
インドで携帯ブランド「Obi」を立ち上げ、
同国のメディアでのインタビューに答え、
一時はダイナミック・デュオ(Dinamic Duo)と呼ばれるほどの2者巨頭体制を共に築いた、
Apple社の共同創業者であり元CEOの故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)を解雇したのは、
「大きな過ち」だったことを認めたことは昨日の記事に書いた。
そんなスカリーが、更にインドのメディアの取材に答えており、
現在の携帯業界をリードするAppleとGoogle(グーグル)の関係やそれに関する彼自身の視点などにも及んでいることがわかった。
スカリーはこのように語っている。
「GoogleとAppleはまるでATMのようだ。
カネはどんどん途切れることなく稼げる。
しかしGoogleのリスクはAppleより高い。
Appleは最後まで諦めない会社であって、
プロダクトの面から言えば今年はAppleにとって非常に大事な一年となるだろう。
今年はジョブズが会社を率いていたあの頃と同じように、
製品がどんなものであれ我々に”クリエイティビティの飛躍”を感じさせるかどうかはわからない。
私が思うに彼らに5年以内に”クリエイティビティの飛躍”をもう一度作り出させるのは、
かなり過酷なことなのではないか。」
取材の中で更にスカリーは、Googleは一貫して多くの新しいものを生み出してきてはいるが、
Appleの計画実行能力はやはり最強だとも語っている。
スカリーは過去のインタビューで、Appleの現CEOティム・クック(Tim Cook)について、
「非常に良くやっている」とべた褒めしたことがあり、
またクックが必ずしもジョブズのようにクリエイティビティや卓越した先見の明を持つ必要があるとは限らないとも述べている。
現在は蚊帳の外なので何とでも言えるというのもあるが、
インドで必死に自分の携帯ブランドを売り込みたいスカリーは、
Appleの元CEOという立場を活かしてセンセーショナルな発言をし、
そのことで注目を集めて知名度を高めようと必死なのかもしれない。。
更にスカリーが何を語るのか、
また彼の携帯ブランド「Obi」がインドでどのくらいのシェアを取れるのか、
注目をしていきたいところだ。
上記の記事はWeiPhoneの記事(中国語)を元に書かせていただいた。
記事は以上。