iOS7.1にアップデートするとWi-Fiが使えなくなるという報告が
Apple(アップル)から4日前の2014年3月11日にリリースされたiOS7.1の正式版へのアップデートは、
新たな新機能とセキュリティホールの修復だけでなく、
iPhone4やiPhone4s等古いデバイスのスピードアップを図るなど、
大きな改善をもたらす重大なアップデートとなった。
しかし、一部のユーザからの報告によると、
iOS7.1にアップデートすることによっていくつかの問題が発生しているという。
別記事に書いたTouch IDの反応が遅くなったり使えなくなる不具合や、
電池の消耗が明らかに速くなったなどの問題が発生しているという。
今回あるユーザからの最新の報告として、Wi-Fiが使えなくなるという不具合が発生したという。
1人目の書き込みの詳細、更にもう1人現れる
AppleのサポートBBS上で、
ユーザfahruzi氏の書き込みによると、
彼自身のiPhone4sを最新のiOS7.1にアップデートしたところ、
Wi-Fi機能が使えなくなったという。
また彼が同時にアップロードしたスクリーンショットには、
「Wi-Fi Not Available(Wi-Fi使用不能の意)」という文字が見える。
しかしこのような例は他に殆ど見られないため、基本的に特例と言うことになりそうだ。
ただ通常の状況では、他に例が殆ど見られない場合、
このようなユーザの書き込みは、
ユーザのデバイスが既に何らかのダメージを受けていたか、
iOS7.1へのアップデートの過程で何らかの操作不良があって成功しなかったか、
それともこのユーザ自身の品格が疑われるなどの扱いをされることが多い。
しかしその後同じような問題が他のユーザから指摘されており、
BBS上では本当の問題として扱われているようだ。
同じ問題に遭ったという2人目のユーザPragasan氏によると、
「私も同じような故障に見舞われた。
その後直接Apple Storeに持ち込んでマネージャーにこの問題を報告したら、
彼が私に返した回答はWi-FiチップがiOS更新時に焼けてしまったということだ。
恐らく私は新しいWi-FIチップに換えてもらえそうだ」
というのだ。
しかしこのPragasan氏の書き込みについては、3点の疑問が浮かぶ。
1. 発生した問題が果たして事実なのか
2. Apple Storeマネージャーの回答が事実なのか
3. iPhoneデバイス上のWi-Fiデバイス上のWi-Fiチップは交換できるのか
※ちなみに3.についてはWi-Fiユニットの交換は実際に可能だ。
私も中国の依頼先にて何回かお客様のiPhoneのWi-Fiを修理した実績もある。
現在まで、Appleはこの件について何ら見解を示していない。
Wi-Fi Not Availableの表示は初めて見たなあ。。
これまでの報告によると、もしデバイスのWi-Fiユニット(チップ、ハードウェア)に問題があって使えない場合は、
設定アプリのWi-Fi設定部分が灰色になってタップしても反応がなくなるのが通例だった。
しかし最新のfahruzi氏の書き込みによると、
iOS7.1にアップデートする前はiPhone4sは特に何も問題がなかったということだ。
もしこれがハードウェアの問題でなかったとしたら、
iOSのソフトウェア・ファームウェア上の問題ということになる。
いずれにせよ、Appleは次のiOS正式版と言われるiOS7.1.1でこの問題を修復することだろう。
記事は以上。