AppleはデベロッパからApp Storeに登録申請されても、いくつかの種類のアプリは承認しないと言われている。そのうちの1つが、iPhone 6s/6s Plusの”電子秤”、つまり秤(はかり)の機能を持つアプリだ。しかし、それを回避する”ウェブサイト”が現れた。
iPhone 6s/6s Plusが登場して約2ヶ月経ち、多くの人がこの新機種に搭載された新しい機能、3D Touchの機能に慣れたのではないだろうか(私は殆ど全く使っていないが)。
その新機能は、画面を押す強さによってピーク&ポップの2種類の反応を返すインターフェイスではあるが、実は画面を押す強さは当然シームレスにiPhoneの心臓部に伝わっているのだ。そしてその特性を利用して電子秤ができるのではないかといわれていたが、Appleはそのアプリを許可してこなかった。なぜならそんな使い方をされてiPhone 6s/6s Plusが壊れたら自社の責任にされかねないからだ。実は以前にもアプリは何回か登場したが、そのたびに却下されてしまっていたのだ。
しかしアプリが許可されないならSafariを使ったウェブサイトだ!
▼ということで、登場したのがこれ。
Javascriptを利用したウェブサイトで、github上で公開されている。
リンク先はここだ。iPhone 6s/6s Plusで以下のリンクをタップすればiPhone 6s/6s Plusが電子秤になる。
http://pltarun.github.io/scale/
但し、当然ながら3D Touchは指で押すことを前提にしている上にiPhone 6s/6s Plusのスクリーンは平たくて遮るものがないので、接地面積が広いものや転がってしまうものには向いていない。ということで、例えば下の写真のようにスプーンのようなものを置いてから測りたいものを載せると良い。その際に、まずはスプーンのようなものを置いたときの重量を、画面の上のスライダーバーを動かして登録しておけば、その重さを引いた重さを表示してくれるというわけだ。
▼ちなみにその土台の重さも含めてトータル385gしか計れない。
ただし、その電子秤としての正確性や実用性については正直全く保証できないので、自己責任にて、どちらかというとギャグやネタとして使って欲しい。また私のように脱獄していて”3DNoLag”のような脱獄Tweakを入れていると上手く使えないような感じもする(1台しか持っていないからわからない)。
そんなことよりも、このJavascriptの仕組みやアイデアに賞賛を送りたいところだ。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)