スマートフォンは歴史になる。そしてそれに代わるものはAI(人工知能)になるかもしれない。しかもそれは、5年以内に発生するかもしれない。
Ericsson(エリクソン)が40カ国の10万人の消費者に対して行ったアンケート調査で、半分以上の人が上記のような観点を持っていることがわかった。
なぜスマートフォンが5年で”歴史”になってしまうのか
彼らの挙げる理由は、今後スマートフォンのようなデバイスはこれまでよりも更に大きなディスプレイが求められるようになるが、そうなるとバッテリーの消費が激しくなるが、バッテリー持続時間は長くなってほしいといういわゆる”矛盾した需要”に対して、何らかのイノベーティブなソリューションが必要になるだろうというものだった。
そして、人工知能、AIがもしかしたらそのソリューションの1つとなるかもしれないのだ。
ウェアラブルデバイスやスマート家電が人工知能を搭載、スマートフォンいらずに?
上記のEricssonの調査で、85%の人がウェアラブルデバイスがこれから流行するだろうと答えており、半分の人が未来には家電と人と交流するかのように話すことが出来るようになることを信じていることもわかった。
スマートフォンユーザは、AIが今後普通のスマートフォンを使うイベント、例えばネットで何かを調べたり、旅行のガイドを調べたり、パーソナルヘルパー的なことをやってくれるようになると信じている。
現在、実はマーケットにはこのような製品は既に存在する。例えば音声コントロールヘルパーであるAppleのSiri、Google Now、MicrosoftのCortana、AmazonのEchoなどだ。
人々が人工知能に望むもの
44%の人は、AIがいい教師になってくれると考えていて、3分の1がAIに仲間や友達になってほしいと考え、29%の人が医者ではなくAIと病気について相談できたらいいと望んでいるようだ。
画蛇添足 One more thing…
果たして上記になるかというのは、上記は単なるアンケート調査結果なのでちょっと別の話。人々が何を望んでいるのか、そして将来どうなるか勝手に予測しているだけに過ぎない。
スマートフォンやウェアラブルデバイスは他人には見えないように情報を調べることが出来るのも特徴だ。音声入力に代わるとそのプライバシー性が途端になくなってしまうのが問題点でもある。また、機械に対して話しかけるというのが非常にこっぱずかしいので、私はSiriさえ殆ど使えていない。人型や動物型デバイスなら、まだいいかもしれないが。。そういう人もまだまだ多いのではないだろうか。
そして私のようなブログ書きにとっては文字入力は絶対なくてはならないものだ。そして私でなくても、今後もコミュニケーションに文字は必須だ。文字の方が圧倒的に容量を少なくデータを保存できるし、いくらビデオチャットが出来るようになっても、エビデンスが残るメールやチャットでの取引などは今後も文化として残るだろう(いちいち音声チャット内容なんかチェックしていられない。今後Youtube自動字幕のように簡単に文字起こしをしてくれるようになって検索も出来るようになったら、また違うのかもしれないけども)。
そしてスマートフォンにおいて、パソコンのようなフルキーボードの大きさはなくなったが、フリック入力などで文字の入力については人間の方が対応してきた。では今後スマートフォンのような大きさのデバイスがなくなったら、その文字入力についてはいったいどうなるのだろうか。ウェアラブルデバイスになるとその問題点が途端に出てくる。だからApple Watchもウェラブルデバイスだがいまいち使い勝手がよくないように感じる。たぶんGoogle Glassのようなデバイスでも同じような感覚を覚えるだろう。
やはり何かを打ち込むという作業がなくなって、脳波のようなものを感知して文字が現れるようになったら、たぶんイノベーションなのではないかと思うのだが。。
しかし”Ericsson”の名前を久々に聞いた。スマホで後れをとったので、次を狙っているということか。
記事は以上。
(記事情報元:iFanr)