【中国でカート】2022/8/07 中山ACE RACING CLUBカート場でレーシングカートのコースレコード出しました

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中国でカート(レーシングカート、ゴーカート)にはまっている小龍です。

最近は広東中山市にあるACE RACING CLUB(カート場)で、時々レーシングカートの練習をしていますが、前回の投稿の次の日2022年8月7日に再度走ったところ、タイムを0.8秒縮めてコースレコードを出してしまったみたいのでまた記事にしてみました。

中山ACE RACING CLUB(中山艾斯赛车俱乐部)について

広東省中山市の中山北駅付近にある中山ACE RACING CLUB(中山艾斯赛车俱乐部、中山エースレーシングクラブ)です。中山市内からも車で20分ちょっとで着ける本格的な室外カート場で、大変重宝しています。

レース会場の中山ACE RACING CLUBについては別記事にまとめておりますので、ご覧ください。

2022/08/07 中山エースレーシングクラブ レーシングカート コースレコード40.50秒 走行動画

以下がYouTubeにアップした、2022年8月7日のコースレコードの40.50秒を出したレーシングカート走行動画です。

今回、週末土日で2日連続で走ったのですが、7月以降1ヶ月ぶりのレーシングカート練習でした。そして土曜日に1.2秒、そして日曜に0.8秒で合計2秒も自己ベストラップタイムを縮めることができました!どうやらコースレコードのようです。今回ベストが出た日曜の前日との違いは、混合燃料(2ストは混合燃料です)のオイルの種類を換えたことで、最大回転数が上がったような感じがしました。あとは土曜日の反省を生かして、動画を見つつ随分とライン取りなどをイメージトレーニングをして臨んだのもよかったかもしれません。

ちなみに土曜日(2022/08/07)の練習に関する記事はこちらです。

しかし先月から既にそうだったのですが、ギア比の見直しが非常に大きかったです。複合コーナー→ヘアピン→ヘアピンと続いた後は直線が続く非常にテクニカルなコースで、以前は更にコーナーが多かったため、かなりリアスプロケットは大きくしています。最近コース変更があり、直線が一気に増えたので、もう少しギア比を落として最高速重視よりにしてもいいかなとは思っています。ライン取りもブレーキングもまだ理想的ではないので、まだタイムが縮まる可能性はありそうです。基本は腕なのですが、やはりマシンセッティングがタイムに大きく響いてくることを今回思い知りました。

しかしかなり攻めたからか首にGがかかってかなり痛いのと、腕も久々に筋肉痛になりました。また掌にマメができていつの間にか潰れていたようで、激痛でした。。キズパワーパッドを貼って湿潤治療中です。

最近、同じく中国でレーシングカートに乗っているすごい方(YouTubeの@crgkart95さん)のご厚意でドイツ製のフリクションを抑えられるチェーンをいただいたので、次回はそれに切り替えて再挑戦してみようと思います。もちろん、まずは身体を治してからですが。。

ともかく土曜の練習で全くエンジンがかからなくなり、セルモーター(スターター)が疑われたのですが、結局セルモーターの中のカーボンブラシや軸ズレが原因だったようで、中山エースレーシングクラブのエンジニアが一生懸命直してくれたこと、また以前中山エースレーシングクラブのスタッフだったエンジニアの友人が東莞からカーボンブラシ部品を翌日着で送ってくれたことで日曜の練習に間に合いました。本当に皆さんのおかげだったと思います。

ちなみに今回の部品に関する中国語はこちら。

  • セルモーター(スターター):启动马达 qi3 dong4 ma3 da2
  • カーボンブラシ:碳刷 tan4 shua1

なんか全部そのままといった感じです。中国語の方が色々とわかりやすくて助かってます。

なぜそこまで頑張ったのか

上にも書いたように、実際これだけ頑張って走った対価は大きく、特に首と腕の筋肉痛と掌の負傷は痛かったです。しかしなぜそこまで頑張ったのでしょうか?と昨夜知り合いに聞かれて当時はあまり整理できてなかったのですが、原因は2つあると思います。

1つは、中山エースレーシングクラブのレーシングカート仲間の中で、自分はいつも少なくとも3番手以下でした。特にいつも常駐している2人とは一緒に走っていてたまに彼らより速く走ることはできても完勝はできませんでした。レーシングカートのエンジンが違ったので(2人はIAME X30とROTAX Max、自分は以前はVortex ROK GP)、一概に誰が速いとは言えないのですが、何とか彼らに勝ちたいと思っていたところがあります。今回8月7日日曜日には3回走って、1〜2回目はその自分より上だった2人と一緒に走ったのですが(1回目は他にもう1人いたんですがその人は相手になりませんでした)、結局その2人が自分が後ろから迫ると譲ってくれて、その後自分を追いかけてくるのですが全然追いつけないという状態を初めて体験して、震えが来たのを覚えています。以下がそのうちの一人を追いかけた動画です。

もう1つは、今年2022年6月5日に中山エースレーシングクラブに来た時に、中国全国トップレベルのカートレーサーが自分の最強マシンを持参して来ていて、当時自分はまだ43秒台くらいで走っている時に、40秒台にギリギリ入るタイムで走ったのを目の当たりにしたことです。何とか、この人に少しでも近づきたいと思いました。相手は新品の最新型マシン、タイヤも新品、しかも最高級の部品ばかりを使っている最強マシンとはいえ、2秒の差というのは絶望的な差なので、一体どうやって埋めたらいいのか、皆目見当が付きませんでした。その時、最初に自分のレーシングカートを置いていた広州芳村速跑カート場の親しいエンジニアに自分の走行動画やロガーの記録を送って改善点を相談したところ、コーナーからの立ち上がりが遅く、また回転数も足りていないことから、絶対ギア比を大きめに変えるべきだというので、フロントとリアのスプロケットやチェーンを用意してくれて送ってくれました。その結果7月になんとか42秒台に入り、そして今回1ヶ月後になんと更に2秒縮めて、そのカートレーサーの記録を上回ることができたのです。もちろん、走り方(ラインやアクセルワークやブレーキポイント)はその全国トップカートレーサーの動画を何度も何度も呆れるくらい見て頭にたたき込み、イメージトレーニングしました。一般的にカート場のスタッフなどが速いとしているラインとは違うものでした。今回私もそれをかなり踏襲したことも、速くなった要因かもしれません。

いずれにしても、2つとも自分の中の「負けず嫌い」という隠れた本性が出てきた結果のような気がしています。これまで自分独自の中国語や中国人との交渉能力で、できるだけ他人とは被ることがないニッチなところで仕事をしてきて、仕事上で競争があった意識はありませんでした。更にスポーツはあまり真剣にやってこなくて、そこまで競争することのなかった自分だったのですが、新型コロナが来てから2020年8月にカートの世界に触れて、レースでの他人との競争もそうですが、練習でのタイムを短縮するという自分との闘いの要素に惹かれてカートにはまっていきました。

しかし本質的にはやはり他の人達との競争に刺激を覚えたのだと思います。カートを始めて3回目くらいでいきなり耐久レースに参加しボロボロで、その後ずっとレースで結果も出ず負け続け、悔しい思いをしてきました。12時間耐久レースにも参加しましたがやはりボロ負けでした。もちろん初心者だったから当然なのですが、、ただ今年2022年5月に参加した広州芳村速跑カート場で行われた月例レースの2回目で、これまで神様のような存在だと思っていた並み居る広東省の猛者達を、16位スタートにも関わらずごぼう抜きして1位フィニッシュという結果でゴールし、総合3位と最速ラップタイム賞というダブル受賞で表彰台に上がることができて、ある程度自分に自信ができてきたことも確かです。

その時の動画はこちらです。

今後も更に上を目指して精進していきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。

レーシングカートのスペック

現在乗っているレーシングカートは以下のようなスペックです。

TONY KART レーシングカート

TONY KART レーシングカート

  • シャーシ:TONY KART 2019年モデル+2022モデルノーズ
  • エンジン:IAME X30 125cc
  • タイヤ:MG 赤(ソフトタイヤ)
  • データロガー:AIM MYCHRON 5S
  • 撮影機材:GoPro Hero 9、編集はGoPro Quik

他にも中国でのカート活動については当ブログの「中国でカート」カテゴリにまとめていますので、よろしければご覧ください。また、まだまだ初心者なので間違ったことも書いていると思いますのでぜひ忌憚なくご指摘ください。

記事は以上です。

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