マンチェスターのライブでのテロ事件で、iPhone 6sが女性の命を救う

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

月曜日にイギリス中部のマンチェスターで行われていたアメリカの人気歌手、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんのライブ中に発生した自爆テロで、22人が死亡し65人が負傷した。手榴弾にボルトや釘がこめられていて、それが爆風によって拡散し、貫通したり突き刺さることが死因や負傷の原因となったが、その負傷者の65人のうち、iPhone 6sによって命を救われた女性がいたことがわかった。

その悲惨なシーンをFacebookの投稿で詳細に描いていたのが、負傷者のLisa Bridgettさん(45歳)の夫、Steve Bridgettさんだ。それによれば、自爆テロ犯のサルマン・アベディ(Salman Abedi)が爆発させた手榴弾から飛散したボルトや釘をiPhone 6sが速度を緩和することによって致命傷を防いだというのだ。

iPhone6s_Machester_terrorist_attack_01

鉄のナットがLisa Bridgettさんの指を切断してLisaさんのiPhoneにあたり、そして彼女の頬を通り過ぎて鼻のところで止まったという。

SteveさんによってFacebookの投稿にアップされたiPhone 6sの写真では、ナットがiPhone 6sのアルミニウムシャーシとラウドスピーカー、ロジックボード、そしてディスプレイを破壊していることがわかる。そしてそのことが、ナットの軌道を確実に変えたことがわかる。

iPhone 6sのシャーシに使われているアルミ合金は、その1つ前の世代が折れ曲がりやすいという”bendgate”という疑惑があったことから、iPhone 6よりも固い材質の7000番に変更されていた(なお、この7000番アルミはその後Apple WatchシリーズやiPhone 7シリーズにも採用されている)。

Lisaさんは指の切断と顔の損傷、くるぶしに裂傷、太ももも穴が空くほどの負傷、そしてその他はひっかき傷や打撲はあったが、命に別条はなかった。SteveさんはLisaさんが事件後にも「非常に前向きになムードで、生きていることがとてもラッキーに感じている」とFacebookに投稿している。またSteveさんはThe Guardianのインタビューにもコメントを寄せている

「事実、あのときiPhoneが彼女の命を救いました」とSteve Bridgettさんは語っている。「ナットは彼女のiPhoneに当たり、脇に逸れただけではなく、速度も低下したと考えられます」

iPhone6s_Machester_terrorist_attack_02

またSteveさんは、その他の22人の犠牲者と64人の負傷者に対する地元の警察や病院のスタッフの迅速な対応にも感謝している。

ちなみにiPhoneが人命を救ったのは今回のマンチェスターのライブでのテロ事件が初めてではない。今年の初めにはアメリカ・フロリダ州のフォートローダーデール・ハリウッド空港で発生した銃撃事件で、MacBook Proが致命傷から持ち主を救っている

 

画蛇添足 One more thing…

ところで、個人的には夫の名前がSteveで、妻の名前がLisaというのがちょっとApple好きの心をくすぐるかなと思ったがいかがだろうか。

記事は以上。

(記事情報元:Apple Insider

Visited 165 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人