Apple製品の歴代デバイスをコレクションしている人は思わず手が伸びてしまうかも?
現在Appleのデザイン部門のトップ、チーフ・デザイン・オフィサー(CDO)のジョニー・アイブ(Jony Ive)が、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が復帰する前にデザインし、そしてジョブズ復帰後に真っ先に整理され抹殺されたあのデバイスを覚えている人はいるだろうか?
そう、Newton MessagePad 110だ。
当然、ジョブズ復帰後のiMac、iPod、iPhoneなどからAppleファミリーになった皆さんにとってはこのデバイスについては全く印象が残っていないだろう。なぜならNewtonはとっくに製造停止になっているからだ。様々な要因のため全然売れなかったデバイスだが、当時このNewton MessagePad 110はデザイン大賞を総なめにしていたのをご存じだろうか。
数日前、海外の正直相当暇なネ申が、このNewton MessagePad 110にしょうもないが実にすごい大改造を行った。なんと外形のデザインがまるでイモっぽい書生のようなNewton MessagePad 110がこの改造によって明らかにオルタナティヴなものに変化したのだ。
この透明なNewton MessagePad 110はなんとeBayでオークションに出されている。古いデバイスがスケルトン仕様に。。誰が欲しがるのだろう。
しかしこの透明なNewton MessagePad 110はテクノロジー業界では既に骨董品と化している。もう今年21歳という高齢なのだ。ただ高齢でありながら、このeBayで出品されているNewtonは一切傷がないどころか、100%問題なく動作するという。そしてもちろん付属品も完璧に揃っている。充電器、外付けキーボード、そしてPCMCIA無線ネットワークカードなど、収集癖のある方からすればこれはかなりのコレクション価値がありそうだ。
このスケルトン仕様のNewtonはもしかしたらうんと高くなるかもしれない。この改造を施した人は既にオークションでの売値を850米ドルからに設定しており、記事更新現在既に2000米ドル(約24万2,800円)まで値がつり上がっているからだ。
この製品はジョニー・アイブにとっても思い出深い製品に違いない。なぜなら当時まだデザイン部門のトップではなかった彼が、この製品によってAppleの社内で重視されることになり、その後の成功を築き上げる基礎となったのだから。
ある製品は或いはリリースされた当時はそれほどユーザの関心を集めなくても、時間が経つことで再評価され、”骨董品”として高く評価される可能性もある。そう考える人は、このスケルトン仕様のNewton MessagePad 110も投資の対象となるかもしれない。。
画蛇添足 One more thing…
実はこのNewton MessagePad以外にもスケルトン(トランスルーセント)仕様にされたApple製品の写真をまとめているサイトがある。
iPhoneも、現在のiPhone 6s/6s Plusに至るまでスケルトンカスタマイズが可能だ。ただ、シャーシのカスタマイズは電波に影響するので個人的にはオススメしないが。。更に壁紙もスケルトン仕様に換えれば表も裏もスケルトンだ!ちなみにiPhone 6及びiPhone 6 Plus用のスケルトン仕様壁紙は分解マニュアルで有名なiFixitが公開している。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)