スティーブ・ジョブズ肝煎りのApple Store、最初の2店舗オープンから15年を迎える

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MacRumorsによれば、Appleの最初の2つの直営小売店、バージニア州のタイソンズ・コーナー(Tysons Corner)とカリフォルニア州のグレンデール(Glendale)が2001年5月19日にオープンしてから本日で15周年を迎える。この2店舗にはオープン最初の2日間で7,700人もの客が訪れ、599,000ドルもの売上げをあげた。Appleは2001年に25店舗以上を年末までにオープンさせた。

このApple StoreはAppleの共同創業者のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の強いリーダーシップによって、サーキットシティにあるような第三者の代理店よりもよりよい顧客体験を実現するためにオープンされたものだ。ジョブズは当時のマーチャンダイジング担当副社長のロン・ジョンソン(Ron Johnson)とGAPのミラード・ドレクスラー(Millard Drexler)CEOにApple Storeチームのトップを任せた。

▼バージニア州タイソンズコーナー(Tysons Corner)の店舗でプレオープンショーの際に店内を説明するスティーブ・ジョブズCEOの動画。懐かしい。。端末が時代を感じさせる。

一部の評論家や批評家達は、Appleのこの直営小売店の試みは失敗するのではないかとみていた。それは折しもドットコムバブルの崩壊の時期だったからだ。しかし結果的にはApple Storeは非常に利益率が高く、成功したものとなった。Apple Storeは現在では1日世界中で100万人以上の客が入店し、平米辺りの販売効率は他の米国のどんな小売業者よりも高い。

ちなみに最初の米国外のApple Storeは、2003年11月30日にオープンした日本の東京店だった。そして現在はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、イタリア、日本、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、そしてUAE(アラブ首長国連邦)で475店舗を運営している。

最新のApple Store、フランス・マルセイユ店のパース。
最新のApple Store、フランス・マルセイユ店のパース。5月14日にオープンしたばかり。最近オープンしているApple StoreにはAppleのロゴがないのも特徴だ。

元バーバリー(BURBERRY)のCEOだったアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)のリーダーシップによって、Appleは最近中国での店舗を増やしており、世界で2番目の利益を稼ぎ出す市場に育て上げた。また2015年からはジョニー・アイブ(Jony Ive)CDOによってインスパイアされた次世代店舗デザインを採用したApple Storeをブリュッセル、クパチーノ、ドバイ、ロンドン、メンフィス、その他の都市に展開し始めている。

 

画蛇添足 One more thing…

今週はCEOのティム・クックがインドを訪れ、インドでApple Storeの記念すべき1店舗目を開くための様々な交渉に入っているといわれる。インドでApple Storeの展開が始まると、インド国内でのApple製品の売上げに大きく貢献するのは間違いないだろう。

記事は以上。

(記事情報元:MacRumors

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