もうバッテリー切れで悩まない!?バッテリー持続時間が1週間のiPhoneが3年以内に実現するかも

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バッテリー持続時間の制約は、スマートフォンのみならずウェアラブルデバイスの発展のために大きな足かせになっている。

ところが昨年8月、イギリスのIntelligent Energy(インテリジェント・エナジー)社が現在新型の水素バッテリーを開発中で、このバッテリーが実現すればスマートフォンが満充電後1週間は持つという情報が流れた。そしてブルームバーグの報道によれば、“新興”スマートフォンメーカーがこのテクノロジーに非常に興味を持っており、既に760万米ドル(約8億7千万円)をかけて製品の研究開発に入っているという。この水素バッテリーはサイズを小さくすることもでき、重量もそれほどコントロール可能でそれほど重くしなくて済むようだ。そして何よりも重要なのが、この水素バッテリーは将来2年ほどで商用ベースにのせられるという。メーカーによるテスト期間があったとしても、バッテリー持続時間が7日というiPhoneが3年以内には実現するかもしれないのだ。

Intelligent Energyのコンシューマー・エレクトロニクス部門のJulian Hughesゼネラルマネージャー代理は、「燃料電池をモバイルデバイスに埋め込むことで、これまでのバッテリーによるボトルネックの問題にソリューションをもたらすことができます。消費者のスマートフォンへの需要がますます高まる中、バッテリーのイノベーションが追いついていません。当社はエネルギー分野で25年の経験を持っており、ロンドンでゼロ排気の水素エンジンの黒いタクシーを製造していて、またボーイングの飛行機にも燃料電池を提供しています」と述べている。

iPhone-Battery
Photo by iFixit

そしてIntelligent Energyはスマートフォンでのテクノロジーの研究開発で飛躍的な発展があり、彼らが開発した水素燃料バッテリーでは、iPhoneを1週間動かすことができるようになるという。同社は実際にiPhone 6に水素燃料バッテリーを入れて実験しており、一切外形の形状やサイズを変更することもなく、また実際の使用にも問題がないという。このテクノロジーでは、水素と酸素を反応させてエネルギーを得る仕組みとなっていて、少量の水と熱を発生させる。

今後のiPhoneは水を燃料として、また何らかの形で水を排出するようになるのかもしれない。少なくとも、3年以内にはそうなる可能性があるということで非常に期待できる話ではないだろうか。もし3年となると、もしこの後も順当にiPhoneの名称が毎年更新されるとすれば、iPhone 8かiPhone 8sでの搭載ということになりそうだ。更に水素燃料電池を利用したモバイルバッテリーがリリースされれば、1ヶ月以上は充電しなくてもいいようになるのかもしれない。リチウムなどの重金属を使わずに済むことも、リサイクルやエコにもいいので、実現が非常に楽しみでもある。

記事は以上。

(記事情報元:cnBeta

 

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