6月5日に行われる予定のWWDC2017基調講演で発表されると噂になっている、新しいiPad Pro 10.5インチ。これまで情報が殆どなく、本当にWWDC17で発表されるのか危ぶまれる声もあったが、ここ1〜2日で色々とケースから推測された情報や量産開始情報が出てきたのでまとめてみた。
iPad Pro 10.5インチモデルの発表・発売時期の噂
上記の通り、パシフィックタイム6月5日のAM10:00から行われるWWDC17 基調講演で発表され、その場か或いはWWDC終了後に販売開始されるものとみられる。詳細は以下の記事参照。
既に量産開始か
台湾のメディアDigitimesの情報によると、Appleのサプライチェーンからの情報として、iPad Pro 10.5インチは既に今年3月から4月の時期から量産に入っているという。また2017年には500〜600万台を出荷予定とのこと。iPhoneの数千万台という数字からは寂しい限りのように見えるが、数百万台を売ることだって実は大変なことだ。
iPad Pro 10.5インチ、サイズや外観の従来品との比較
iPhoneのリークでもおなじみのBenjamin Geskin氏(Twitterアカウント@VenyaGeskin1)や、Shai Mizrachi氏(Twitterアカウント@ShaiMizrachi)が、別々のソースからiPad Pro 10.5インチ用のものとされるケース写真をリークしている。前者は従来品のiPad Pro 12.9インチ用ケースと比較もしており、後者は9.7インチiPad Proを実際に合わせてみて、両者ともその大きさが異なることを指摘している。
ベゼルレスにはならず、ホームボタンも残される
なお、以前はiPad Pro 10.5インチはベゼルレスになることでiPad Pro 9.7インチと筐体が同じ大きさになるという情報もあったが、後者の比較写真でそういうことはなさそうだということがわかる。前者のBenjamin Geskin氏も、ベゼルレスになることはなくベゼルは存在し、またホームボタンも残るという。
つまり、Appleにとってのイノベーションはやはりフラッグシップモデルの次世代iPhone、【iPhone 8(iPhone X、iPhone Editionとも)】に持ち越される、ということになりそうだ。
Benjamin Geskin氏によるケースのリーク写真(iPad Pro 12.9インチ用と比較)
Shai Mizrachi氏によるケースのリーク写真(iPad Pro 9.7インチ本体と比較)
9to5Macによる9.7インチiPad Proとの比較、スピーカー位置に変更が?
更に9to5MacでもiPad Pro 10.5インチ用ケースとiPad Pro 9.7インチ本体の比較を行っているのでご紹介。なお、少々気になるのが底面(下部)のスピーカーの位置がやや中央よりになっていること。ここはiPad Pro 12.9インチとは位置関係が異なることになりそうだ。これから製造するケースメーカーは要注意だ。
iPad Pro 10.5インチの外形寸法(サイズ)
9to5Macがケースから推測されるiPad Pro 10.5インチ本体の外形寸法(サイズ)を以下のようにまとめている。
- 高さ:約257mm
- 幅:約179mm
- 厚さ:約6.4mm
記事は以上。
(記事情報元:9to5Mac、各Twitter、Digitimes)