【Apple Watch Series 12】の分解で、電池を固定する粘着材を引き抜くタブと、簡素化されたディスプレイの接続構造が確認されました。iFixitによる修理しやすさの評価は10点満点中4点という判定です。電池を取り出す作業は前のバージョンに比べ改善されたようですが、やはり個人で修理するのは難しそうです。

バッテリーを取り出す工程の改善
iFixitが10月6日に公開した分解報告によると、Apple Watch Series 12のバッテリーは、タブを引いて粘着材を伸ばし、固定を解除できる方式になっています。従来のように工具で電池を持ち上げる工程が減った点は、修理業者によっては改善といえるでしょう。
一方、画面の周囲には接着剤が残り、開ける際には内部の細いケーブルを傷つける恐れがあることに注意が必要です。
ディスプレイ接続の簡素化に伴う交換工程の変化
ディスプレイの接続は、従来の留め具を操作する小型コネクタとテープから、金具の下にある押し込み式コネクタへ変更されました。ただしiFixitによると、ディスプレイを交換する際には電池も取り外して交換する必要があるということです。
ということは、ディスプレイの接続部が扱いやすくなっても、ディスプレイ修理の対象は電池にまで広がるわけです。さらにiFixitの同じ報告では、AppleがApple Watchの修理部品・専用工具・修理マニュアルを、個人や独立系の修理店へ提供していないと指摘しています。部品と手順を入手できるのがApple自身の修理網に限られる以上、接続部の簡素化だけで修理料金が下がる見込みは薄いと考えられます。
小龍的にはこう思った
今回のディスプレイの接着剤を剥がすためのタブはあくまで修理作業途中の改善でしかなく、所有者が自分でバッテリーを交換しやすい製品へ変わったと判断してはいけません。同時に分解されたApple Watch Ultra 4も修理性は10点満点中4点です。Ultraの方が強固というわけでもなさそうですね。
日本でバッテリーの持ちに困っている人は、まずAppleの修理窓口で使用中のモデルの見積りを取り、買い替え費用と比べるのが現実的です。Appleは持ち込みと配送の修理を案内しており、最終料金は本体の診断・検査後に決まります。対象のAppleCareに加入している場合は、バッテリー容量が本来の80%を下回ると無償で交換できる条件もあります。
当ブログでは、Apple Watch Series 12の背面センサーに関する報告も取り上げています。購入を検討している方は、あわせて確認してみてください。
記事は以上です。
(記事情報元:iFixitの分解報告(2026年10月6日)、Apple日本公式製品ページ、Apple日本公式修理案内)

