Appleは日本時間本日2020年9月25日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 14.0.1及びiPad用OS、iPadOS 14.0.1をリリースしました。一つ前のバージョン、iOS/iPadOS 14リリース(9月17日)からたった8日でのリリースとなり、今回のアップデートリリースの目的が既知の問題の緊急の修正であることがうかがえます。
iOS 14.0.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiOS 14.0.1のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。
このアップデートにはiPhoneのバグ修正が含まれます。
- iPhoneの再起動後にブラウザとメールのデフォルト設定がリセットされる可能性がある問題を修正
- iPhone 7とiPhone 7 Plusでカメラのプレビューが表示されない可能性がある問題に対処
- iPhoneがWi-Fiネットワークに接続できない可能性がある問題を修正
- 一部のメールプロバイダでメールが送信できない可能性がある問題を解決
- Newsウィジェットで画像が表示されない可能性がある問題に対処
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iPadOS 14.0.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiPadOS 14.0.1のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。
このアップデートにはiPadのバグ修正が含まれます。
- iPadの再起動後にブラウザとメールのデフォルト設定がリセットされる可能性がある問題を修正
- iPadがWi-Fiネットワークに接続できない可能性がある問題を修正
- 一部のメールプロバイダでメールが送信できない可能性がある問題を解決
- Newsウィジェットで画像が表示されない可能性がある問題に対処
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iOS/iPadOS 14.0.1の主な変更点
今回は小数点二桁アップデートということで、バグの修正がメインですね。特にブラウザとメールのデフォルト設定がリセットされる問題は大きかったようです。ただ、私自身はそのバグは体験していません。
それよりも、物理デュアルSIMを使っていて、片方のSIMの電波が弱いところに入ったあと移動しても電波が復旧せず、再起動しないと治らないという問題がiOS 14(14.0)にしてから発生しました。Twitterのユーザからは、iOS 14 betaから同様の問題が発生しているという連絡を受けています。この問題も修正されているとよいのですが。。
Appleは他のOSの新バージョンもリリース
同時に、Appleの他のOSも新バージョンがリリースされています。
macOS Catalina 10.15.7
Appleのリリースノートでは以下のように記されています。
macOS Catalina 10.15.7を適用すると、重要なセキュリティアップデートおよびバグ修正がMacに提供されます。
- macOSでWi-Fiネットワークに自動的に接続されない問題を解決
- iCloud Drive経由でファイルを同期できないことがある問題を修正
- Radeon Pro 5700 XT搭載のiMac(Retina 5K、27インチ、2020)で発生する可能性のあるグラフィックの問題に対処
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222
確かに、Wi-Fiの問題はありました。それから、当ブログでも記事にしていた、Radeon Pro 5700 XT搭載のiMac 5K 27インチ 2020モデルの線が入る問題についても修正されていますね。
watchOS 7.0.1
バグ修正がメインとなっていますが、特にWalletの一部の支払用カードが無効になっていたというのは致命的な問題なので、修正されてよかったですね。
watchOS 7.0.1には、以下の改善とバグ修正が含まれます:
- 一部のユーザでWalletの一部の支払い用カードが無効になっていた問題を修正
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。ソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
tvOS 14.0.1
こちらもバグ修正がメインとなっています。
アップデートはOTAで可能
iOS 14.0.1/iPadOS 14.0.1へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは小数点二桁アップデートのため、100MB〜200MBと小さめになっています。
アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。
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最新の【iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max/iPhone SE 2/iPad Air 4/iPad 8】用も含め、iOS/iPadOS 14のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
記事は以上です。