9つのポイントで見る、AppleのCEOティム・クックがリーダーとして最適な人材だった理由

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Apple(アップル)の共同創業者スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)から最高経営責任者の職務を受け継いだ現CEOのティム・クック。

そんなクックを巡って多くの疑念があったのは間違いない。たとえば彼はAppleを下り坂に導かないだろうかとか、彼自身のイノベーション能力や、ひいては彼自身の才能にまでその疑念は及んだ。しかしクックがリーダーになった後のAppleは、世界で最も価値が高い企業となったのは紛れもない事実で、また会社の管理能力においても、クックはジョブズよりも更に優れているといえるかもしれない。最近フォーチュン(FORTUNE)誌上で特集された2015年度の50人のリーダーの中で、クックはトップとなった。ではいったいクックの何がテスラモータース(Tesla Motors)のイーロン・マスク(Elon Musk)やフェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zackerburg)をおさえてトップだと評価される要因となったのだろうか?

中国のメディアWeiPhoneが9つのポイントに分けてわかりやすくまとめて解説しているのでご紹介。

1. ティムはスティーブではない

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Appleの上級副社長(シニア・ヴァイス・プレジデント)のエディー・キュー(Eddie Cue)によれば、「クックはジョブズになろうと思ったことは一度もない。彼はずっと、自分であろうとしていた。彼は我々を仕事に集中させることに長けている。いつも私たちの仕事に最大限の参加をしてくれるし、しかも必要があるときだけ参加するというスタイルだ。でもスティーブは何にでも首をつっこんできた」

2. 慈善事業に情熱を注ぐ

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最近クックは10歳のおいの大学の学費を支払った後、全ての個人資産を慈善事業に寄付することを発表し、これが”池に一つ小石を投げ込む(=さざ波を起こす)”ことになり、それによってより多くの人のチャリティへの参加のきっかけになればと希望している。クックの全資産はだいたい1.2億米ドル(約143億円)で、制限付きの株資産価値が6.65億米ドル(約792億円)となるので、全部で約8億米ドル(約953億円)ということになる。クックは以前フォーチュン誌に対して、寄付を開始していることを伝えているが、この寄付は全てシステマチックに進行するとしており、簡単に小切手を切りまくるというものではないとのことだ。

3. 長期的な経営方針

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クックは「私たちが求めている長期的な投資家を求めている。なぜならそれは我々の決定に影響を与えるからだ。もしあなたがただの短期投資家なのであれば、あなたには株券を買って好きに取引を行う権利があるのは明らかだ、それはあなた自身の決定だ。しかし私は皆さんに知っていただきたいのは、それは私たちが経営している会社のやり方ではないということだ。」と述べている。

4. 仕事が最高の趣味

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クックと一日べったり一緒にいたフォーチュン誌の記者Adamはクックが身につけているApple Watchについて話題にあげている。彼は非常に早起きで既に12時間歩いており、その時まだ午後3時半になっていなかった。その時点でクックは50分の運動をし、そして既に8,138歩または最大で4マイル(約6.44km)を歩いていた。これが彼の平日で、彼が非常に勤勉に働き健康を保つことで、Appleが更に成長するのだ。

5. スポットライトの中心になりたがらない

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AppleのCEOとして、しょっちゅうスポットライトに追いかけられているクックだが、ジョニー・アイブがNew Yorkersの取材で語ったようなイメージ作りの話題について、クックは彼の目標は経営陣のうちの大多数が会社のパブリックイメージになればよいとしており、またそのことがAppleにとっては最終的によいことだと考えている。

6. 様々な方面に考えを巡らす

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日常の業務以外にも、クックには大小様々なことを処理する必要がある。Appleは新本社社屋について何も名前を決定しておらず、これまでは単に”Apple Campus 2″と簡単なコードネームがつけられていた。クックはこの建物のいくつかの場所の命名を、Appleのスティーブ・ジョブズに対する敬意を表して決定するとしており、更にこのスペースシップ(宇宙船)とも名付けられている建築物が完成した後、この建物全体に”ジョブズ”という名前をつけることを考えているという。いずれにせよ、新本社社屋は”Apple本社”とは呼ばないということだ。

7. 新本社への重視

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WWDC以外でも、Appleはそのキャンパスの東南角に1,000人を収容可能なホールを新設し、将来のメディア発表イベントの会場に使用としている。クックは「将来のイベントはいつでも実行できる、少なくとも、これまでのようにあまりにも早くから準備しなくてもよくなる」と熱く語っている。Appleの未来の帝国の重要なアイコンとするため、Appleの新本社社屋についてはクックの口からこれまで以上に多く語られていくことだろう。

8. 落ち着いていることがCEOとして必須の条件

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Appleとサファイア工場のGTATの提携の顛末はひどいものだったといえる。Appleは金銭面でも損失を受け、更に業界からも笑い物にされた。しかしAppleのCOOで上級副社長のジェフ・ウィリアムズがこの問題について報告したところ、クックは落ち着いてこう答えたという。「私たちがこの件から何が得られるか見てみようじゃないか」。このような落ち着いた回答によって、クックが世間から新世代の”落ち着いた皇帝”と見なされてもおかしくはない。

9. 平等を訴える大使

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去年ゲイであることをカミングアウトした。クックは自分が勇気を持ってカミングアウトすることで、学校でいじめられている子供たち、特にそのことで自殺まで考えているような子供たちに対して勇気を持ってもらいたかったという。更に、現在米国で多くの州の法律でまだ雇い主が性の趣向を理由として従業員を解雇できることを批判している。

まとめ

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世界で最も価値がある企業のCEOとして、クックは巨大なプレッシャーと、そしてAppleファンたちの期待を背負っている。クックが正式にCEOを継いでから4年半が経とうとしているが、Appleは彼のリーダーシップのおかげでますますよくなっている。多くの人のクックへの評価は「AppleのCEOの地位は、ジョブズが亡くなった後はクックがベストだった」というものだ。

記事は以上(今回は単純な翻訳のためコメントはなし)。

(記事情報元:WeiPhone

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