台湾メディアの報道によると、台湾のサプライヤーQuanta Computer(廣達電腦)が既にAppleのスマートウォッチ”Apple Watch”の独占製造権を取得し、来年2月までにApple Watchを量産し正式リリースするという(バレンタインデーに間に合わせようということなのかもしれない)。
Appleは既にQuantaに対し、中国江蘇省常熟工場で来年1月から大規模な量産に入ることを通知しており、常熟工場の従業員数を4万人増やすという。またそのためにQuantaの常熟達富工場では9月から大規模な人材募集を始めており、毎月の給与を3,500元(約61,500円)以上を保証している。
今回の報道は、以前流れたQuantaがApple Watchの製造権を単独で取得したという噂と一致しているが、それと同時に噂としてiPhoneの組立委託先でもあるFoxconn(フォックスコン、富士康)とInventec(インヴェンテック、英業達)もApple Watchの一部の受注をとるというものもあったが、それはどうやらなかったようだ。
またAppleとQuantaの協議書によれば、Quantaは他のデバイス製造業のためにスマートウォッチを製造してはいけないという制限が加えられたという。
iPhone6/6 Plusが世界的に非常に売れ行きが良いことから、Apple Watchの見通しが良くなっており、クディ・スイスのアナリストはその販売数量予測を上方修正し、2015年にQuantaはApple Watchを3,750万台製造すると見込んでいる。
台湾資策会産業情報研究所MICアナリストの許桂芬の予測によれば、10台のiPhoneが売れれば、Apple Watchもそれに従って1台から2台売れると見込まれている。iPhoneの1年の販売量が1.7億台〜1.8億台と見込まれているため、それによればApple Watchは楽観的に見て年間3,600万台は売れるとみられている。
情報源:Sina Tech(新浪科技)
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