GIFアニメといえば、インターネット黎明期の頃から使われ、現在でも非常にポピュラーな画像保存形式ですね。そしてGIF形式ではアニメーションが表示できるのも特徴です。それこそ20年ほど前、「ホームページ」上で、画像やボタンをGIFファイルにして動かすのが流行った時期もありました(私もそれに乗ったクチです)。
ネット上で面白いGIFアニメなどを見つけると、他の人にシェアするために保存したいと思いますよね?しかしiOSユーザとしてちょっと悲しかったのが、iOSシステムではGIFファイルをサポートしていなかったため、保存をしてもアニメファイルとならず、静止画になってしまったのです。
確かにAppleはiOSでこのGIFアニメをサポートしないことで、iOSシステムのスムーズな動きを保証していたところはあるのですが、それによって貴重なユーザ体験が失われてきたといえなくもありません。
そんな中、日本時間昨日未明に行われたWWDC(世界開発者会議)17の基調講演で発表された次世代iOS【iOS 11】で、Appleはとうとうユーザの強烈な要求を受け容れ、システムレベルでGIFファイルの完全サポートをすることに決めたようです。
iOS 11のデベロッパプレビュー版では、ユーザが保存したGIFアニメをアルバムで開くと、自動的に再生されることが確認されています。そしてiOS 11では、アルバムにもともとある「ビデオ」フォルダにGIFアニメが自動的に入るようになったようです。
これは確かに小さい変化に見えますし、Androidユーザにとっては今更?という気持ちで見られるかもしれませんが、Appleユーザ、iOSユーザとしてはこれは喜ぶべきことでしょう。またGIFアニメが流行る時代が来るかもしれません!?
さて、iOS 11では他にも発表されていない様々な隠し新機能や改善されたところが沢山あるようです。そのうちの多くは脱獄(Jailbreak、ジェイルブレイク)によって実現されていたことでした。例えば、複数のアプリをいっぺんに移動したり、コントロールセンターのカスタマイズが可能になったり、画面録画機能(スクリーンレコーディング)が標準でできるようになったり、標準キーボードで片手モードが使えるようになったり、ロック画面でも全ての通知が見られるようになったり、、ウィジェットも追加された今、ほぼ脱獄しなければできなかったことがiOS 11ではだいぶ実現できるようになるようです。
記事は以上です。
(記事情報元:Cult of Mac)