中国で海外のVPNサービスの規制開始?Astrillに影響、当ブログで紹介しているサービスは今のところ影響なし

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VPN_shutout_china

本日中国を駆け巡った、中国政府当局が海外のVPNサービスの規制を始めたというニュース(例:Weiboの电脑报の記事)。実際にVPNサービスを展開しているAstrillが規制を受けているという。特にAstrillではIPSec、L2TP/IPSecやPPTPプロトコルの接続が断絶され、また主にiOSデバイスでの接続ができなくなっているという(WindowsやMac等の母艦では接続できるという友人もいる)。

ちなみに現時点では当ブログでイチオシで紹介している、中国ネット規制回避の切り札、12VPNと、つながるNowの2つは影響を受けていない。ただ、今後全く影響がないことを保証するわけではないが。。

12VPNの今回の新たな海外VPN規制に対する見解

12VPNのサポートに今回の規制について聞いてみたところ、以下の返事を得た。

「確かに我々は早い時期に影響を受けました。今年1月の最初の週、多くの我々のサーバがブロックされました。但し私達はそれらの置換えをすぐに行っています(注:1月9日の当ブログ記事でも紹介した通り。)

最近の”新しい”規制は、L2TPのみに影響が出ているようです。AstrillやStrong VPNはモバイルユーザにL2TP接続を薦めているため、モバイルユーザのみ影響が出ているもようです。多くの12VPNユーザはもうL2TPを使っていません。12VPNは更に多くの接続手段を提供しているからです」。

ということで、今回はL2TPのみに規制がかかった、ということのようだ。
12VPNは他にもIPSec、Cisco、そして現在最強と思われるiKEv2プロトコルもサポートしているため、対策は万全だ。

つながるNowの今回の新たな海外VPN規制に対する見解

つながるNowを運営しているBird君に聞いてみたところ、以下の様な回答を得た。

「ネットで噂になった「VPNプロトコルが規制された」というニュースは私は信用していません。
私の考えではプロトコルがブロックされたわけではなく、あくまでもドメインに指定されたIPアドレスあるいはドメインそのものをブロックされたのです。(つまり今までと同じやりかた)

つながるNowは一部の地域からサーバーのアドレスを解析できないようにDNS汚染(DNSポイゾニング)をしたようです。
解決策はPCおよびルーターのDNSサーバーを国外のものにすれば問題なく接続できます。
(ちなみにHS、HS3、USA02は例外で、IPがブロックされたようです。)

近日中にサーバーアドレスのドメインとIPをすべて新調する予定です。
とりあえずこの案を実行し、様子を見てみようかと思います。」

ということで、つながるNowはDNSポイゾニングの対象になったことと、一部のサーバのIPがブロックされただけのようだ。
VPN接続するときには(VPNに接続しなくても)中国ではPC或いはルータのDNSサーバを国外のものにしておくのはほぼ常識だが、一応Googleの8.8.8.8及び8.8.4.4を利用するといい。

安定して繋がる12VPNとつながるNow

こんな逆境の中、その都度対策を施して安定して繋がる12VPNとつながるNow。
多くのアクセスポイントと接続プロトコルの選択肢があるこの2つのサービスは、リスク回避の意味でもやはり当ブログとしても今でも圧倒的にオススメだ。

12VPN_new

・12VPNは当ブログ専用の30%オフクーポンがあるので、ぜひご利用いただきたい。

tngrnowlogo_mono

つながるNowは全て日本語でサービスを受けられるのが安心だ。プレミアムコースの品質も非常にいい。

当ブログでは中国で安定した接続を確保するためには、2つ以上のVPNへの加入をオススメしている。どっちかがダメになっても、どちらかは問題ない可能性が高いからだ。

12VPNやつながるNowの導入で、中国国内からの壁越えで、海外のアクセス制限されていたサイトもまるで日本にいた時のような快適さで見ることができる。

画蛇添足

記事の最上部で紹介したニュースは、単にAstrillが規制を受けてその言い訳をしている可能性があるのと、逆にAstrillによる炎上マーケを狙っている可能性もあるのではないかという私個人の見解もあることは付け加えておきたい。

中国工信部は以前から、「海外のVPNサービスは先に登録してからサービスを提供するようにすること。さもないと、中国の法律の制裁を受けることになる」と勧告を出しているからだ(もちろん、表向きに登録している業者は1つもないと思われるが)。

これは今に始まったことではなく、海外のVPNサービスに対しては時々(タイミングは不明だが、基本的には中国にとって重大であったり外からの批判が都合が悪かったりするイベント発生前後の場合が多い)GFWの設定の見直しを行うことで規制を強めているということで、現在もそれが継続していると考えたほうが良さそうだ。

記事は以上。

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