WWDC前夜!決して楽観的ではないデータ、Apple Payはすぐに自らを証明する必要がある

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ティム・クックはこれについて公の場で自信があると繰り返すが、外部からはそれほど楽観的ではないという情報しか伝わらない。。WWDC前夜、Apple Payは苦境に立たされている。以下は中国のメディアiFanrの記事から。

先月、Auriemma Consulting Groupが米国の500人のiPhone6ユーザに対して調査を行った結果、46%のユーザがApple Payを使ったことがあると答え、そのうち63%のユーザが毎週少なくとも1回は使っているという。これはNFCWorldで報道された内容だ。

しかし2日ほど前にKantar Worldpanelが発表した20,000人のユーザに対する調査で、Apple Payの状況は上の調査結果ほど楽観的ではないことがわかった。iPhone6/6 Plusのユーザのうち、たったの13%しかこれまでApple Payを使ったことがなく、そしてこれから使おうと思っているユーザも11%しかいないことがわかってる。

決済方式は重装馬車に例えられる。馬車を引っ張る2頭の馬のうち、1頭は”消費者”で、1頭は”小売商”だ。どちらかの馬と繋がっているチェーンやロープが途切れたら、馬車は前に進まなくなる。

ApplePay_重装馬車

米国では大手小売商のうち4分の1がApple Payを導入したが、3分の2に近い小売商が今年はApple Payを導入しないとし、そして残りの4社しか今年をApple Payを採用しようとしていないという(小龍注:当ブログで一昨日の記事に書いたとおり)。

外部からの評価では、Appleは一貫して断固我が道を行くという路線を貫いている。そしてまたここにきてTelegraphの情報として、Apple Payが今年の夏にはイギリスに上陸するというニュースが世界を駆け巡った。もしこの情報が正しければ、イギリスがApple Payの初めての”海外根拠地”となる。当然、イギリスに入るのは中華圏に入るより簡単だろう。モバイルペイメントはなんといっても誰もがのどから手が出るほど欲しいビジネスだ。決済業界の大小のプレイヤーはみな全ての力を出し切ってユーザのシェアを取りにいっている。

Appleの実力が強大なのは疑いがないが、もし世界のテクノロジー業界の兄貴分として違う国に”客”として出向き、相手から最高の料理でもてなされるには、Appleは今よりもう少しうまくやる必要がある。

画蛇添足 One more thing…

なかなかクールに評論しているのと、馬車の例えが面白かったので翻訳させていただいた。だが、私個人は決済方式は2頭立ての馬車であるとは限らないと思う。やはり中心となるのは消費者だ。消費者の力は偉大で、消費者が望めば小売商はそれに応じて変わらなくてはならない。消費者の需要に応じて変化できず、消費者の求めるものを提供できない小売商は衰退し、やがて死を待つのみだ。「消費者の需要がないからApple Payを導入しない」と人のせいにしている場合じゃない。もちろんAppleも「小売商が協力してくれないので普及しない」というような言い訳はできない。

Appleにはこれからも素晴らしい製品とクールなサービスで我々を魅力してもらいたいものだ。オンラインペイメントは正直クールかどうか。。その辺は皆さんの判断にお任せしたいと思う。ちなみに私は個人的にはモバイルペイメントは普及したら最高にクールだと思う。中国のいろいろなシーンで実感している。

記事は以上。

(記事情報元:iFanr

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