Appleの新型iPhone【iPhone X】は、顔認証システムのFace IDが目玉機能となっていますが、このFace ID、デフォルトでは注視をしないと認識しないようになっています。
ところが、設定アプリ>Face IDとパスコードで、「Face IDで注視が必要」というオプションをオフにすると、注視をしなくても認識するようになります。これは認識がかなり速くなるので便利かもしれませんが、逆に危険かもしれません。
というのも、寝ている間でも他人にロック解除される危険性があるためです。これでiPhone Xの中身は閲覧し放題になってしまいます。
また、Face IDを使った支払い。。例えばApple Payや、その他中国ではWeChat Pay(微信支付、Tenpay)やAlipay(支付宝)などを使って、寝ている状態でも顔認証で支払ができてしまうため、かなり危険といえます。もちろん支払った後に支払履歴で足が着くことになりますが、消されてしまうとなかなか追いかけるのは難しくなります。
Twitterでちょっと話題になっている動画があります。中国で、WeChat Payで支払までできてしまっています。これでできることが証明されてしまっていますね。
嘘かホントかiPhoneXで持ち主が寝ている間に顔認証システムでwechatpayを使ってお金を勝手に送れるか?の実験動画が中国で拡散中。これが本当なら超危険😨 pic.twitter.com/4w2XMke9rp
— まぬか@china (@manukasabakan) 2017年11月4日
なお、私自身も協力者のおかげで、自分のiPhone Xで上の動画と同様のことができることも検証して確認しました。
特に所帯を持った人は、配偶者に注意が必要かもしれません。。笑
ということで、もし頻繁にサングラスをかける人でもない限りは、「Face IDで注視が必要」はオンにしておいた方がよさそうです。オフにすると、iOS上でも警告も出ますしね。
あ、ちなみにiPhone XのFace IDでは、もちろん化粧してもしていなくても認識します。
記事は以上です。