やはり来春登場?iPhone SE 2(iPhone 9)のおかげでサプライヤ2社の受注が爆増中

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今朝の台湾メディアEconomic Daily(經濟日報)による新しいサプライチェーンレポートによると、Appleが来春リリースすると噂されているiPhone SEの後継機「iPhone SE2(またはiPhone 9)」によって、レンズとケース(シャーシ)の2社のサプライヤが恩恵を受けていると報告されています。

iPhoneSE2-concept
iPhoneSE2のコンセプト画像。シャーシデザインはiPhone 4のデザインに近くなるとか、8と同じとか、情報が錯綜しています

上記レポートには、「レンズ工場のYujingguang(余景光、台湾)とケース工場のHongzhun(宏准、香港・深圳)」は、AppleのiPhone SE 2の受注によって最大の恩恵を受ける」と記されています。

Largan Precision(大立光)は、Apple iPhone 11の3つのリアレンズの中でも、拡大された開口部を備えた6P望遠レンズを受注し、そしてYuzingguangは残りの6P広角レンズと5P超広角レンズ(リアカメラ)を受注しました。2020年の春には、iPhone SE2レンズによって、Yujingguangの受注数が爆発的に増加することが予想されます。

秘密保持契約に基づいて、Yuzingguangは、同社が最近35億5000万元の増資を完了した後、アモイに工場をリースし、Appleの新しいレンズの増加トレンドに対応して、生産能力を少なくとも20%拡大し続けるとだけ発表しています。

Hongzhunの金属ケース(シャーシ)の注文はすべてのiPhoneモデルに対応しており、生産量はサプライチェーンの中でも最高となっています。Hongzhunは、iPhoneの組立・製造を行っているフォックスコン(Foxconn、富士康)と同様にHon Hai Group(鴻海集團)の一員であるため受注に有利で、このHongzhunがiPhone SE2モデルのほとんどの金属ケースの注文を獲得する可能性が高いと予想されています。

というわけでiPhone SE 2は今後かなり数が出るのではないかと思われますので、この2社は大きな恩恵を受けることになりそうです。既に株はあがっているのでしょうが。。

なお、iPhone SE 2(iPhone 9とも)は、デザインがiPhone 4のような金属フレームをサンドイッチするような構造となっているか或いはiPhone 8と同じようなデザインになるとされ、CPUは恐らくiPhone 11シリーズと同等のA13チップ或いはiPhone XSシリーズと同等のA12チップになるとみられ、ディスプレイサイズはiPhone 8と同様の4.7インチになり、Face IDではなくTouch IDが搭載されるのではないかとみられていますが、カメラがどの程度の質になるのかなどはまだよくわかっていません。いずれにせよ今後も長く使えるiPhoneが30000〜50000円程度で手に入るようになると新興市場での進出も進むと思われますが、現行iPhoneとあまりに価格差があると、既存ユーザの怒りを買わないかちょっと心配です。

記事は以上です。

(記事情報元:Patently Apple

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