AppleのiPhone Xで初めて採用されたFace ID(顔認証)は、それまで用いられていたTouch ID(指紋認証)よりも遙かに優れた識別能力を誇るとされていましたが、それでも兄弟や双子など極端に顔が似ているとFace IDの認証を通過してしまうという問題があり、それはApple自身も認めていました。本日米国特許商標庁(USPTO)が公開した、Appleに付与された50の特許の中に特許番号10,719,692があり、その特許によれば、生体認証プロセスに「顔の表皮下の静脈マッチング」を追加することで、Face IDの認証能力が次のレベルに引き上げられる可能性が出てきました。この静脈マッチングによって、例え双生児でも顔の区別がつくようになりそうです。なぜなら、顔の表皮下の静脈パターンは完全に個人特有のもので、双生児といえども異なるからです。