Appleの3月のiPhone出荷台数が新型コロナウイルスの影響で56%も落ち込む。Apple Store閉店の影響はオンラインストアでは補えない

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新型コロナウイルスは既にモバイルデバイス業界に非常に大きなマイナスの影響をもたらしていることは、誰にとっても想像に難くないことと思います。実際、今年2月の世界スマートフォン出荷台数の下げ幅は史上最大を記録しています。つまりこれは、2020年全体において、全てのメーカーのスマートフォンの売上げが2019年の売上げを下回ること、しかもその下げ幅が非常に大きくなるであろうことを示唆しています。

もちろんこの状況はAppleのiPhoneにも影響しています。新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受けて、Appleは既に大中華圏以外の全てのApple Storeの閉鎖を決定しました。そしてその期限は「通知があるまで」としていて、実質無期限閉店となっています。この決定は、テック業界の巨頭であるAppleの利潤に非常に大きな損失をもたらしているようです。

KeyBanc のアナリスト John Vinh 氏が200万枚ものクレジットカードやデビットカードの支出状況を研究した結果、米国だけでも3月のiPhoneの売上げは昨年同月比で56%も落ちたと分析しています。

恐らく、実際の状況は更に酷いものではないかと思われます。現在、オンラインApple Storeは問題なく稼働していて、家にいながらApple製品を手に入れられる状況にありますが、やはり特に米国のAppleファンというのは、自家用車で最寄りのApple Storeに馳せ参じて、実際に製品を手に取ってから購入するのが通例となっているからのようです。

これに関してVinh 氏は、3月によくみられた「オンラインでの販売がApple Storeが閉店した損失を補填する」という見解は非常に限定的であるとしていて、更に2〜3月の大きな落ち込みの傾向は4月にも引き続きみられ、変化は見られないだろうとしています。当然ながら、近いうちにリリースされるといわれている2020年版 iPhone SE は需要を一定程度刺激することと思われますが、多くの人が最近財布の紐を締める傾向になっていて、その傾向は iPhone SE をもってしても覆すことができないのでないか、と分析されています。

あなたは 2020年版 iPhone SE が発売されたら購入しますか?私は。。たぶん買いません。iPhone XS Maxで十分だからです。。

記事は以上です。

(記事情報元:iMore

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