9to5Macが、あの著名なApple未発表製品に関して正確な予測を繰り出すアナリストMing-Chi Kuo(郭明錤)氏の本日の新たな予測を紹介しています。3機種になるといわれている次期iPhoneに関する情報ですが、まとめると以下の通りです。
6.5インチiPhone「iPhone X Plus」
- 価格:1000ドル前後(現在のiPhone X相当)
- カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ゴールド(新情報)の3色展開
- デュアルSIM仕様
6.1インチLCD版iPhone「iPhone X SE?」
- 価格:700ドル前後
- カラーバリエーション:グレイ、ホワイト、ブルー、レッド、オレンジの5色展開(新情報)
- デュアルレンズカメラではなく、シングルレンズカメラに
カラーバリエーションに新たな情報が!
個人的には6.1インチLCD搭載iPhoneのカラバリの5色展開は、なんだかAppleが以前大失敗したiPhone 5cの悪夢をまた見るように思われます。。ただ、iPhone 5cが失敗した原因は、1つ古い世代のSoC(CPU)を採用したことなど、iPhone 5sと同時にリリースされたにもかかわらずiPhone 5と同じ性能だったことで、消費者が敬遠したことが挙げられます。もし6.1インチLCDモデルが他の2機種と同様次世代Aシリーズチップ「A12チップ」を搭載し、Face IDも搭載するのであれば、性能にそれほど差がないことになり、売れることになりそうです。
他にも、色合いに関しても色々と気になるところですね。Kuo氏が言うグレイとホワイトは、それぞれ現行のiPhone Xのスペースグレイ、シルバーモデルに相当するのではないかと思われます。
6.1インチLCDモデルiPhoneのレッドは、iPhone 8シリーズでも用いられたPRODUCT(RED)と同じような色合いになるのかも気になります。PRODUCT(RED)がリリースされたiPhone 7と8では、背面の材質が異なるため(7はアルミ、8はガラス)、実は色目もかなり異なっていますが、6.1インチiPhoneもガラス仕様になるのであれば、iPhone 8のPRODUCT(RED)と似たような感じになるかもしれませんね。またiPhone 8シリーズではフロントパネルが黒に変更されました(iPhone 7シリーズでは白でした)が、6.1インチLCD搭載iPhoneではどうなるのでしょうか。気になるところです。
また、6.5インチモデルiPhone X Plusのゴールド色については、かつてFCCに登録されていたiPhone X ゴールド色でだいたいの色予測ができるかもしれません。あまり派手な色ではなく、とても高級感のある印象です。Appleは今年のiPhoneのために、ゴールド色をとっておいたのかもしれません(もちろん、製造段階での歩留まりの問題などもあったかもしれませんが)。
Kuo氏は売上予測も楽観的
またKuo氏は上記にiPhone Xの後継機、5.8インチ「iPhone X 2」を加えて、3機種の中で6.1インチLCD搭載iPhoneの販売台数シェアが55%に達すると更にその割合を増やしており、2019年には更にそのシェアを拡大するとしています。更にKuo氏は、今年の新型iPhoneの販売台数はめざましい成長を遂げ、今年第4四半期(Q4、10月〜12月)には7000万台売れると予測しています。
ちなみにKuo氏は以前のKGI Securitiesを離れ、TF International SecuritiesからこのApple新製品予測レポートを出しており、既に新職場では3回目のレポートとなっています。
6.1インチLCD搭載モデルiPhoneのデュアルSIMの仕様には触れず
Kuo氏は、中国向けのみ物理的なデュアルSIMデュアル待受となるという噂の仕様については触れておらず、6.5インチiPhone X PlusのデュアルSIMのことのみ触れています。
中国向けのみ物理的なデュアルSIM仕様になるという噂については、私個人的には懐疑的で、眉唾情報だと思っています。
6.5インチiPhone X Plus及び5.8インチiPhone X 2については、e-SIMを利用したデュアルSIM仕様になると思われ、6.1インチLCD搭載モデルもそうなるかもしれません。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)