今年2018年の新型iPhone、【iPhone Xs】シリーズは、一部の国・地域でデュアルSIM&デュアルスタンバイモデルがリリースされると噂されていますが、本日、中国版TwitterのWeibo(微博)にて、ユーザ@包纸玩机が、中国三大キャリアの1つ、チャイナ・テレコム(China Telecom、中国電信)の、iPhoneがデュアルSIM(中国語では双卡)に対応したことを告知するポスターとされるデザイン画像をリークしています。
上には「10年iPhone 终究双卡」とあり、”iPhone 10年、とうとうデュアルSIMがやってきた”というような意味です。そして下側には「加张电信卡 购机享直降 敬请期待」”中国電信のSIMカードを1枚追加すれば、機器購入代が下がります。乞うご期待”とあります。iPhoneデュアルSIM化によって、キャリアにとってはユーザが増加するチャンスなので、こんなポスターが出てきてもおかしくないといえます。
しかし、このポスターでは、今年の新型iPhone 3機種【iPhone Xs】【iPhone Xs Plus】【iPhone Xc(iPhone 9、iPhone Xrとも)】のうちどの機種がデュアルSIMに対応しているかどうかについての言及はありません。そんな意味では、こんなデザインは誰でも作れるともいえるかもしれません。しかも、中国電信が地方や店舗で統一したデザインのポスターを使わず、勝手にそれぞれの店舗で各々勝手にデザインしたポスターやのぼりを使っていることもあり、これも中国電信のどこかの店舗スタッフが相当フライング気味に作ったデザインが、たまたま漏れたものなのかもしれません。
デザイン的には、2つ並列でSIMトレイが入るようになっていますが、肝心の取り出し穴(SIMピン差し込み口)がないため、もちろん実機ではなく、それほど腕のよくないデザイナーが従来のiPhoneの写真を加工し、SIMトレイ部分をコピペした画像であることは間違いなさそうです。スペースグレイの色に、今年秋の新製品発表イベント招待状のデザインテーマ色となっているゴールドの発光を無理矢理あわせているところなんかも苦労の跡が見えますが、正直バランスがとれていないと思います。。
更に、デュアルSIM(双卡)とは書いていますが、デュアルSIMデュアルスタンバイ(双卡双待)と書いていないところもちょっと、、という感じもします。
さて、もう泣いても笑っても明後日未明(日本時間9月13日午前2時)から始まる新製品発表イベントで、このiPhoneへのデュアルSIM初採用についても真相が判明します。楽しみですね。個人的にはデュアルSIMのiPhone端末が欲しいです。東アジアでは中国大陸版だけしかデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)モデルが用意されないということになれば、中国大陸市場の販売初期段階では増値税(VAT)分安い香港からの密輸品(水貨)よりも、価格が高い中国版に人気が集まってプレミアがつくという異例の逆転現象が発生するかもしれませんね。
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