今年の新型iPhoneは3種類のサイズのものがリリースされるという噂が出回っているが、そのうちの2種類がiPhone 7とiPhone 7 Plusのバージョンアップ版(それぞれiPhone 7sとiPhone 7s Plus)で、もう1つは5インチ或いは5.8インチのハイエンドのニューフラッグシップモデルで、命名は【iPhone 8】か10周年記念モデルということで【iPhone X】になるのではないかといわれている。
そしてこの【iPhone 8】か【iPhone X】の目玉機能はワイヤレス充電機能といわれていたが、最新のアナリストのレポートによると、もしかしたら今年の3種類の新型iPhone全てにこのワイヤレス充電機能が搭載されるかもしれない。
あのMing-Chi Kuo氏が3種類の新型iPhone全てにワイヤレス充電が採用されると予想
iPhoneなどApple製品の未発表製品についてある程度正確なリーク情報を流してきたことで世界的に有名なKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏が本日の投資家向けレポートで、今年発表される3種類の新型iPhoneには、全てワイヤレス充電技術がサポートされると予想していることがわかった。
ワイヤレス充電機能では端末内部温度上昇、グラファイト素材で熱を抑える?
ワイヤレス充電ではスマートフォン内部の温度上昇を招いてしまい、更に新しい【iPhone 8】か【iPhone X】はガラスボディを採用することから、Ming-Chi Kuo氏は内部にグラファイト素材を用いて温度の過熱を防ぐのではないかとしている。そしてその他の2種類のiPhone(iPhone 7sとiPhone 7s Plus)について同じようなグラファイト素材を使うのかどうかについてはレポートでは言及されていない。
3D Touchセンサーが切替になって更に高額に?
Ming-Chi Kuo氏は更に、【iPhone 8】か【iPhone X】は最新の3D Touch(フォースタッチ)センサーを採用し、その部品価格は現行のiPhone 7に採用されているものよりも30〜50%高くなるとも予測している。このMing-Chi Kuo氏のレポートの前にも、今年の【iPhone 8】か【iPhone X】は販売価格が1000ドルを超えるというニュースが流れたが、この2つのニュースが時を隔てることなく流れたのは偶然ではないかもしれない。
Ming-Chi Kuo氏は上記以外にも、有機EL(OLED)ディスプレイが3D TouchのUXを更に優れたものにすることについても言及している。ただ3D Touchは機能上では特に何も進化はないともしている。
10周年記念モデルの名称は【iPhone X】となるか?
さて今年は初代iPhoneリリースの2007年から数えて10周年という記念すべき年だ。そんなわけで10周年記念モデルの新型iPhoneをOS Xに倣って【iPhone X】と命名するのではないかという説も出ている。本当にそんなモデルが出るのであれば、10周年記念モデルに相応しいものになるかどうか、注目だ。
Appleが採用するワイヤレス充電機能の詳細とは
なお、次世代iPhoneに搭載されるのではないかといわれているワイヤレス充電技術についての詳細についてはこちらの記事を参照のこと。
記事は以上。
(記事情報元:MacRumors)