Appleは通常、毎年9月に秋の新製品発表スペシャルイベントを行い、そこで新型iPhoneを発表する。少なくともここ数年はそうだ。しかし2月4日に、iPhone等のスキンメーカーのdbrandがTwitter公式アカウント(@dbrandskins)で【Appleの次世代iPhoneの発表スペシャルイベント招待状のデザイン】をリークし、次世代iPhoneにはワイヤレス充電機能があることを示唆している。
Apple次世代iPhoneのスペシャルイベント招待状デザインがリーク!?
dbrandはiPhoneなどスマートフォンや、NintendoやSony PlayStationなどのゲーム機のケース・スキンのメーカーだ。今回リークされたのは完成品ではなく、草案であるとされている。もちろん、これがApple社内からリークした本物であるという証拠は何処にもなく、単にコンセプトデザインのような意味合いが強いかもしれない。時期的にもあまりにも尚早な気もする。ただ、デザインも”We’re getting down to the wire”というメッセージもなんだかもっともらしい感じもする。
なお、元のツイートは以下の通り。
Leaked 2017 Apple Keynote invitation. Wireless iPhone charging confirmed? pic.twitter.com/RZP6ZsgKOE
— dbrand (@dbrandSkins) 2017年2月4日
もともとiPhone 8にはワイヤレス充電機能があることは噂されていた
今年リリースされる予定の新型iPhone、特に【iPhone 8】とされる10周年記念モデルは、これまでの噂ではワイヤレス充電機能が搭載されるとされていた。
iPhone 8には、uBeamの超音波式ワイヤレス充電が搭載か
実は2014年から、Appleは数十人のワイヤレス充電関連のエンジニアを車内に入れており、昨年10月には2人uBeamのエンジニアを引き抜いていて、今後iPhone等Appleのデバイスには超音波を利用した充電方式が採用されるのではないかと噂されていた。
uBeamと、その独特なワイヤレス充電テクノロジーとは
uBeamはペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)を卒業した2人の女性によって2011年に起業されたベンチャー企業で、マーケットでは主流の電磁感応式のテクノロジーとは違い、超音波を使ってエネルギーを伝達する方法についての研究開発を進めてきた。uBeamの動作原理は、発信器が超音波を発することで、圧電変換器(piezoelectric transducer、ピエゾエレクトリック・トランスデューサ)の中の圧電素子に振動を与え、それによって電流を発生させるという仕組みだ。uBeamは、同社製品では4m近くの距離から同時に複数のモバイルデバイスに給電可能だという。
uBeamによるワイヤレス充電実演の動画
Wireless charging of a phone thru the air. Woh. 👏 1st public demo ever @ubeam #UpfrontSummit pic.twitter.com/I6GZx7KDri
— Spencer Rascoff (@spencerrascoff) 2017年2月3日
画蛇添足 One more thing…
“リーク”されたという招待状デザインをよく見てみるとワイヤーをかなり現物に近く再現しているのがわかる。しかしAppleは既にiOS 7の時代から現物志向のスキューモーフィズムを捨て、フラットデザインに舵を切っており、これまでの招待状のデザインも基本はフラットデザインになっている。
となれば、さすがに今回のようなデザインにはならないのではないか。。というわけでかなり眉唾物の”リーク”といえるだろう。
記事は以上。