Appleは去る12月13日未明にiOS 10.2をリリースした。そして特に脱獄(Jailbreak、ジェイルブレイク)に興味がある人は心配していた問題がとうとう本日、現実となった。
Apple、iOS 10.1とiOS 10.1.1の認証を早々に打ち切り
その心配事とは、もちろんiOS 10.1及びiOS 10.1.1のAppleの認証停止のことだ。そして本日、Appleは本当にその2つのiOSバージョンの認証を打ち切った。これによって、現在のところもうこの2つのバージョンのiOSに復元(ダウングレード、アップグレード、バージョン維持を含む)が不可能になった。
iOS 10脱獄ツールには目立った動きなし
ただiOS 10リリース以来、脱獄に関しては大きな動きがない。iOS 10.2ではiOS 10.1.1まで脱獄ハッカー達が使えていたというかなり深刻なセキュリティホールが修正され、更に脱獄がしにくくなったといわれている。現在は一部の脱獄ハッカーや脱獄ハッカーチームがiOS 10.1.1に対応した脱獄ツールのリリースのために動いているといわれているが、認証が止められた現在、そこまで需要があるかどうかは不明だ。
.shsh2 blobsを保存しておくべし
現在iOS 10.1やiOS 10.1.1で、いずれ脱獄したい人は、端末特有の.shsh2 blobsを保存しておいた方がいい。そうすることで、年内にリリース予定の”Prometheus”というツールでダウングレード・アップグレード・バージョン維持復元が可能になるかもしれないからだ。
詳細は以下の記事を参照のこと(随時更新予定)。
もちろん、今回のAppleの認証打ち切りは脱獄をしていない人やしようとに思っていない人にとっては基本的には全く関係がない話ではある。Appleにとっては、セキュリティ的に問題がある旧バージョンに認証を発行し続けることはデメリットしかないからだ。
記事は以上。
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