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iOS 8は不名誉なことに、ここ数年来最もバグが多く不安定なiOSのメジャーアップデートとなった。しかしAppleは着々とバージョンアップを重ねてそれらの問題を修復しており、ユーザ体験を最も重要視していることを示し、それが結果に表れている。
iOS 8は最初は非常に不安定だったが、後から挽回
iOS 8が昨年9月にリリースされたとき、その最初のバージョンiOS 8.0は全く安定していないOSだった。そのためAppleはすぐにiOS 8.0.1をリリースしたが、このiOS 8.0.1は笑い話になってしまった。というのもこのiOS 8.0.1はリリースされて1時間でAppleから取り下げられてしまったからだ。この事件はiOSユーザの新iOSに対する懐疑心を更に強めることになってしまった。
しかしその後のiOS 8.0.2からは問題が出てからのAppleの対応は早かったため、それがユーザの支持を得たのか、今年の6月に行われたWWDCでiOS 9が発表されたときには、既にiOS 8のインストール率は80％を超えていた。
iOS 8のインストール率が85%を超え、90％に近づく
iOS 9の正式版のリリースが日一日と迫る中、iOS 8のインストール率（アップデート率）も引き続き上昇している。Appleの公式サイトの計算が正しければ、App Storeにアクセスしているデバイスの実に85％がiOS 8をインストールしていることがわかっている。
もちろん、全てのユーザがみなApp Storeを使うわけではない。特に中国のギークなユーザはヘルパー（助手）と呼ばれるアプリケーションを使ってアプリのダウンロードやアップデートを行うし、老人や子供などデジタルデバイスに詳しくなくネイティブアプリのみで使用しているユーザなど、App Storeにアクセスしないユーザもいるはずだ。というわけで、事実上iOS 8のインストール率は85％よりも多い可能性が高い。それらのユーザを含めればiOS 8のインストール率は89%から90％に達していると思われる。AppleはWWDC開催後早期にiOS 9のパブリックベータ版をリリースしたが、どうやらデータ上ではiOS 8のインストール率には影響していないようだ。
当然、iOS 9の正式版がリリースされればiOS 8のインストール率は一気に落ちるのは間違いないが、今のところは最新版のiOS 8.4は非常に安定したOSといえよう（一部Wi-Fiやキーボードの問題は残るものの）。よほどのことがない限り、iOS 7のままにしておく理由はないだろう。
ちなみにAndroidプラットフォームでは全く違う現象が起きており、最新のAndroidバージョン”Lollipop”のインストール率はたったの18％しかない。
画蛇添足 One more thing…
個人的にはiOS 8の初期バージョンにはずいぶんと苦しめられたため、今でも不信感が拭えないが、iOS8.3以降はずいぶんと安定してきた感じがする。本当はこのくらいの完成度になってから正式版としてリリースして欲しいのだが。。iOS 9では新機能よりも安定性が重視されるとのことで、iOS 8の初期のようなひどいことにならないことを祈るしかない。
ところで記事更新現在、最新版のiOS 8.4.0も脱獄（ジェイルブレイク・Jailbreak）可能なことから、脱獄犯（JBerや脱獄フリークとも）と呼ばれる脱獄ユーザもiOS 8にアップデートしたこともある程度数字に響いているかもしれない。ただ脱獄ユーザが全体のどのくらいいるのかについては確固としたデータがないのではっきりした数字はわからないが。。
ちなみに当ブログでまとめているiOS 8の脱獄方法及びオススメの脱獄アプリの紹介は以下の通り。
記事は以上。
（記事情報元：WeiPhone）