Appleが、12インチ MacBook(無印MacBook)の販売を密かに終了していることがわかりました。現在Appleのサイトでは、新たに無印MacBookを注文することはできなくなっています。
Apple直営店の店頭やその他の販売代理店などでは、在庫がなくなり次第販売終了ということになりそうです。
12インチMacBookは、現在無償交換プログラムが提供されているほど問題が出ているバタフライキーボードを初めて搭載し、MacBook Airよりも24%も薄く、そして1kgを切るという超軽量化を達成、しかもRetinaディスプレイを搭載したノートブック型Macとして、2015年に初登場しました。その後メモリを16GB搭載できるようになるなど進化を遂げ、MacBook Airよりも高価で高性能、しかも軽くて薄いという位置づけにありました。更に、スペースグレイ・ゴールド・ローズゴールドなどの筐体の色を足したのも印象的でした。
しかし昨年終盤に販売された現行最新のMacBook Air(13インチ)が長い間待たれていたRetinaディスプレイを搭載し、CPUの性能などもMacBook 12インチよりも優れたものを搭載し、更にカラーバリエーションも増えたのに対し、MacBook 12インチモデルが更新されなかったことから、MacBook 12インチそのものの存在意義が薄れ、特徴はほぼ軽くて薄く、値段が高いだけになってしまっていました。
今回Appleは本当にひっそりと、前触れもなくMacBook 12インチの販売を終了し、無印MacBookの歴史は4年で幕を下ろすことになりました。USB-Aポートを廃止してUSB-Cポートのみを搭載するなど、徹底的な無駄取りを行って薄型軽量化を図り、それを見事に成し遂げたマシンで、とてもとんがっていたマシンでした。もちろん、私自身も購入していました(上海で置き引きに遭いました)。そんなわけで、ちょっと寂しい気もしますが仕方がないですね。ちなみに、これで現行販売されているMacBookには全てThunderBolt 3ポートが搭載されていることになり、USB-Cポートはなくなりました。
なお、MacBook 12インチモデルについては、当ブログでも以下のような記事を書いています。ご興味がありましたらぜひご覧ください。
記事は以上です。