Apple Watch Series 3は昨年9月にリリースされていましたが、キャリアの要求条件によって、Apple Watch単独での携帯電話ネットワークのパケット通信によるネット接続は、両手の指で数えられるほどの国でしか実現していませんでした。
Appleは本日、Apple Watch Series 3のパケット通信が、来月から新しい場所で使用可能になることを発表しました。その新しい場所とはシンガポールと香港です。Appleはこの2つの国・地域の公式Apple Watchのページを更新し、予約を2月2日に受け付け、販売開始を2月9日としています。
シンガポールではApple Watch Series 3 セルラーモデルの最低価格はS$598(シンガポールドル、約50,000円)となっており、香港ではHK$3,188(香港ドル、約44,600円)となっていて、シンガポールの方がだいぶ割高となっています(輸送費や税金などのコストによるものと思われます)。キャリアのサポートについては、香港のキャリアでは1O1Oとcsl3が選択できます。
Channel News Asiaは、シンガポールではSingtelが最初のApple Watch Series 3セルラーモデルをサポートするキャリアとなると報じています。キャリアの費用がいくらになるかどうかについては明らかになっていませんが、これまでの他の国と同様、最初の3ヶ月は無料になるのではないかとみられています。
シンガポールと香港が増えることで、Apple Watch Series 3のセルラーモデルが使える国や地域は11に増えます。その他の国では、セルラーモデルを持っていたとしてもGPSのみしか接続できません。11の国と地域は以下の通りです。
- シンガポール(Singapore)
- 香港(Hong Kong)
- ドイツ(Germany)
- オーストラリア(Australia)
- フランス(France)
- 日本(Japan)
- スイス(Switzerland)
- アメリカ合衆国(United States)
- カナダ(Canada)
- プエルトリコ(Puerto Rico)
- イギリス(UK)
シンガポールや香港にお住まいの方は、ようやく来月にはApple Watch Series 3が単独でネットに繋がって使えることになりますが、どれほど需要があるのでしょうか。。基本的には、Apple Watch Series 3のセルラーモデルの需要は、ランニングやその他iPhoneを持っていられない状況で仕事や活動をしている人に限られるのではないかと思われますが。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)