先日行われたAppleのヴァーチャル新製品発表イベント”Time Flies”で発表されたApple Watch Series 6。その特徴の一つとして、新たにソロループとブレイデッド・ソロループの2種類の新しいウォッチバンドが用意されたことが挙げられます。これらのバンドの特徴は、バックルなどを一切用意していない伸縮性のあるバンドであることで、そのまま広げて装着すると手首にフィットする、という画期的なものです。ただ人はそれぞれみな手首の大きさが異なるため、Appleは9種類ものサイズを用意しているということです。では、いったいどのようにそのサイズを選べばいいのでしょうか?
実店舗のApple Storeでは、基本的にソロループとブレイデッドソロループの9つのサイズの試着用バンドが全種類用意されているということです。ただ、試着できるバンドの種類や在庫については各店舗によって異なるようです。現在Apple Storeは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で基本的には予約制での入店となっており、Apple Watch Studioと呼ばれるディスプレイ方式にも変化があり、現在はウォッチバンドが取り付けられていない本体のみ少数がトレイに入っている状態です。
Apple Watchを見るための予約を取るとスペシャリストによって案内され、そこでApple Watchのバンドを含めた試着ができるようになります。ということは、これはまるでApple Watch初代の発売時のようです。当時私も香港のApple Storeでスペシャリストによって案内され、スポーツバンドとミラネーゼバンドを試させてもらい、そして結局ステンレスモデル+ミラネーゼバンドモデルを購入したのでした。当時はラグジュアリーな路線でいこうとしていて、Apple Watch Editionなんていう18k金でできた100万円超えのモデルなんかもあったのです(その路線はマーケティング的に大失敗したことから、Series 2で一気に路線変更しています)。今ではSEという廉価版が出ていて、Series 3が2万円台から買えるなんて当時では信じられないほどですよね。
そしてApple Store実店舗には、Appleのサイトで用意されているサイジングガイド(下の画像参照)よりも更に高品質なものが用意されているということです。
現状ではサイジングガイドは2種類あり、両方とも再利用可能ということですが、1つは青いシリコン製のガイドで、もう1つは完全使い捨て(1回使いきり)のタイプです。今後シリコンタイプは健康や安全という観点から、使い捨てタイプに変えていくということです。
この完全使い捨てタイプのサイジングガイドには、Apple Watch本体の裏側のセンサー部分、つまり手首にあたる部分に粘着力のあるステッカーが貼られています。
そしてスペシャリストがこのサイジングガイドを使って最適なサイズをアドバイスする形となっています。ちなみに、スペシャリストはこのバンドが将来少し大きくなることを示唆するそうで、2つほど小さいサイズを勧められるということです。つまり、弾力性・伸縮性のある素材を使っているので、当然使用していく過程である程度伸びるということを覚悟しなければならないということですね。これは納得できますが、オンラインのサイジングガイドのところには残念ながらその表記はないため、将来バンドが伸びてゆるゆるになって、肝心のセンサー類が正確に動かなかったりしたときに大クレームになったりしないか、元製造業で品質保証などもちょっと実践で勉強した自分にとっては気になるところではあります。。販売数も半端じゃないですし、Apple Watchの各種センサー類は命にかかわるレベルまで入り込んでいるので、余計に心配です。
ただ、店舗ではApple Watch本体やバンドの各在庫が全て豊富にあるわけではないので、もし店舗に在庫がなければ、店舗ではソロループかブレイデッドソロループのどちらかの大きさを測定しておいて、その後オンラインのApple Storeで購入するのがよいのかもしれません。
私は今回のApple Watch Series 6はパスしようかと思っていますが、ソロループだけは試してみたい気がします。今度店舗に行く機会があれば、測定してみようと思います。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)