Appleは公式Apple Storeにおいて、他社のイヤホン・ヘッドホン・ワイヤレススピーカー製品の販売を終了しました。現在噂になっているAirPods Studioや廉価版HomePodのための準備ではないかといわれています。
Bloombergによると、公式Apple Store(オンライン・オフライン含む)にて販売が終了したのは、BOSE、Sonos、Logitechのサードパーティ製のイヤホン・ヘッドホン・ワイヤレススピーカー製品です。「Music」内の「アクセサリ」カテゴリの中からこれらの製品が見事に消え去っていて、現在はAirPodsやBeats製品、そしてその周辺グッズばかりになっています。
ただ、日本のオンラインストアではB&O PLAY Beoplay A1 Portable Bluetoothスピーカーと、Pioneer Rayz Rally Lightning-Poweredカンファレンススピーカー – スペースグレイの2種類のスピーカーは残っていて、これらは現行或いはこれから販売されるApple或いはBeats製品とは競合しないからだと思われます。
Appleは自社のオンライン・オフラインストアにて販売しているサードパーティ製の製品ラインナップについて定期的に見直しを行っているほか、訴訟になった際に訴訟相手の製品の販売を停止したり、また今回のように自社製品で競合のものが出る場合は競合相手の製品の販売を終了してきました。ある意味Appleにとっては当然のことではありますが、世界で最も市場価値が高い会社のストアから突然商品が取り下げられると、その経済的な影響は計り知れません。もちろん、事前に通知や相手方の同意があってのこととは思いますが。
とはいえ、Appleストアでは値引きなどが一切ないので、サードパーティ製の製品は、消費者にとってはやはり値引があったりポイントがついたりするAmazonや楽天市場、家電量販店などで買うのがお得ですし、もともとAppleストアで買う意味はあまりなかったといえるでしょうね。
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(記事情報元:Bloomberg)