ウェアラブルデバイス時代の3つの文字入力方法とは

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ウェアラブルデバイスの発展によって、私達は新しいインタラクティブな方式が必要となる。なぜならウェラブルデバイスの表示画面は総じて小さく、モノによっては表示画面さえないものもある。そのため、文字入力はウェアラブルデバイスにとって非常に大きな障碍となる。

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折しも今年はAppleがApple Watchを持って鳴り物入りでウェアラブルデバイス業界に殴り込みをかける。現在米国ラスベガスで行われているCESでは多くの新しいウェアラブルデバイスが展示されているようだが、どれも決め手に欠けるようだ。

モバイルIM(入力方法)開発会社Geinger SoftwareのCEO、Maoz Shachtがventurebeat上で文章を掲載し、ウェアラブルデバイス時代の3つの文字入力方法について語っているのでご紹介したい。

1. 伝統的な方式

どんなにデバイスが発展しようと、全キーボードが好きな人は存在する。ウェアラブルデバイス時代になったとしても、全キーボード愛好家は恐らく妥協をしたくないと感じている。モバイルデバイス時代にもタッチキーボードが使われているし、人によってはバーチャルキーボードに転向した人もいる。例えばMinuumのようなタッチパネル時代の非常にフレキシブルな入力方法では、それを拡大したり縮小でき、異なるキーに触れることができる。ある人は、全キーボードの配列に適応したデバイス入力用の手袋をデザインしている。

2. 予測方式

ウェアラブルデバイス上で全キーボードを使うのは疑うことなく非常に大きなデザインの挑戦課題だ。ということで、ある人は改善した方法を考えだした。最近、スマートフォン上の文字入力にはほとんど予測変換機能が備わっている。IMEはユーザが入力した語句から、次に入力されるであろう単語を予測するようになっている。更に予測変換は使い込めば使い込むほどユーザの癖を覚えてより正確に予測ができるようになる。これにインスパイアされ、ウェアラブルデバイスの開発者は小型キーボードを使って、キーは少ないながらも、ソフトウェアでそれを補ってユーザが次に入力したい単語を予測するというやり方をテストし始めている。

もう1つの方法は、ユーザがデバイスの上で簡単な落書きのような絵を書いて、それを友達とシェアするというやり方だ。エモーティコンだけのキーボードで、人々は自分の感じたことを表現し伝達することができる。そこにはいちいち文字にする必要はないのだ。

3. 音声方式

ウェアラブルデバイスに対しては、音声方式が最も有効な方式だろう。音声識別技術によって、ウェアラブルデバイスはユーザの意図を読み取り、それを実際の操作につなげるだろう。例えば電話をしたり、メッセージを送ったり、スケジュールを確定したりするなど。この方面では、Nuanceが最も先を行っている会社だろう。同社は他のいくつかのテクノロジー企業と提携し、自社の音声識別技術をウェアラブルデバイス上に搭載している。

音声方式はウェアラブルデバイスに最も適しているようにみえるが、しかし我々は音声入力は既に登場してある程度の時間が経つが、それでも人々はやはりまだキーボードでの入力が好きだということを無視してはならない。その中の1つの原因は、プライベートな交流をする場合、音声入出力方式は人々の気分を悪くするからだ。

まとめ

まとめていえば、伝統的なキーボードは既に未来志向ではない。ウェアラブルデバイスの発展によって、入力方式は更に様々なものが登場するだろう。それには音声デバイス、予測ソフトウェア、そしてその他形を変えたキーボードが含まれるだろう。

画蛇添足

個人的には、視線入力や脳波での入力が現実的になってくれば、キーボードなどはいらなくなってくるかもしれないなあ、と思ったりする。結局思ったとおりにすぐに入力できることが求められているわけだから。とはいえ、整理されていない、思ったことを全部勝手に入力されても困る。もともと、人間の脳の中にあるものはぼやっとしたイメージでしかないからだ。
コンピュータへのキーボードやマウス、トラックパッドなどの入力は、もともと人類が紙や壁などに書いて(描いて)いたことの代替手段だった。だから、キーボードでの入力も思ったことをそのまま入力しているわけではなくて、どこかで一回自分から出力すべき文章に変換してから指が動いているような感じがする。そこが脳に直結して直接入力になったら。。新しい世界が始まるような気がする。

ウェアラブルデバイスのように、キーボードやディスプレイの極端な制限が出てきた時に、その方法に開発時間も資金もかけられるようになるのだろう。
次世代の入力方法、それこそイノベーションのような気がする。
今手で全キーボードを使って打っているこの文章が、考えたままにすらすらと文字になるのであれば、間違いなくイノベーションだろう。しかしそんな交流方式も古くなってくるのかもしれない。もし、脳波同士で交流できるようになるのであれば。。

それこそガンダムのニュータイプの世界だ。

記事は以上。

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