Appleは、企業クライアント向けのサービス強化のため、企業向けの複数Appleデバイス管理ソフトウェアを提供しているFleetsmithを買収しました。
Fleetsmith社のブログ記事では、既に同社がAppleの一部となったことが宣言されています。
私たちはAppleに加わることに興奮しています。プライバシーとセキュリティを犠牲にすることなく、お客様をすべての中心に置くという私たちの共有する価値は、世界中のあらゆる規模の企業や機関にFleetsmithを提供し、私たちの使命を真に果たすことができることを意味します。
サンフランシスコを拠点とするFleetsmithは、MDM(モバイルデバイス管理)と呼ばれるソフトウェアを提供しています。これにより、企業は、会社全体のAppleデバイス全体に同時にソフトウェアアップデートをセットアップしたり、管理したり、インストールしたりすることができます。
AppleはこれまでデバイスにMDM機能を提供していますが、FleetsmithやそのライバルのJamf Software LLCが開発しているような、ソフトウェアソリューションは提供していません。ただこれまでAppleは長年にわたって企業顧客の間での使用を推奨しており、企業ユーザは特別なライセンスによって、従業員にのみ展開できるアプリを作成することができます(これが時折脱獄アプリやApp Storeの承認を必要としないアプリのダウンロードに利用されたりします)。Appleはこれから、MDMに関してソフトウェアソリューションも同時に提供することで、更に企業顧客を増やしていくという作戦なのでしょう。
Appleは、2020年も急速な企業買収を続けています。AppleはすでにVoysis社を買収して、Siri、VRブロードキャストテクノロジーのNextVR、人工知能ツールのXnor.ai、天気アプリの改善のためにDark Skyを買収しています。
記事は以上です。
(記事情報元:Bloomberg)