Apple、macOS 10.13.2正式版をリリース、アプリやメニューの中国語簡体字化が進化

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日本時間昨日2017年12月7日、AppleはMac App Store上で、macOS High Sierra 10.13.2の正式版アップデートをリリースしました。Macの安定性、互換性およびセキュリティが改善されたとのことで、Appleからは全てのユーザへの適用が推奨されています。

macOS High Sierra 10.13.2

macOS High Sierra 10.13.2新機能リリースノート

macOS High Sierra 10.13.2 Release Note

バージョン 10.13.2 の新機能

  • 特定の他社製USBオーディオ装置との互換性が向上
  • “プレビュー”でPDF書類を表示する際のVoiceOverナビゲーションの操作性が向上
  • “メール”での点字ディスプレイの互換性が向上

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、Webサイトを確認して下さい。
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

AppleのMac App Storeより引用

 

macOS High Sierra 10.13.2では、メニュー等の中国語(簡体字)表示が進化

上記の日本語リリースノートを読む限り、macOS 10.13.2では、それほど重要なアップデート内容は含まれていないように見えます。

しかし実はAppleの公式中国語簡体字版のリリースノートに「为多个应用和功能新增了简体中文名称(多くのアプリや機能で中国語簡体字の名称を増やしました)」と書いてあるのです(上記の日本語や、英語での表記には見られないアップデート内容です)。

今回のmacOS 10.13.2の中国語簡体字版では、アプリやメニューなどの中国語簡体字(簡体字=中国大陸で使われている簡略化された漢字)化が更に進みました。これまでは英語表記まじりだったため、その理由でMacを敬遠していた英語が苦手な中国語簡体字ユーザも少なからずいたはずです。今回のアプリやメニューの中国語簡体字化の進化は、中国語簡体字ユーザにとっては吉報といえるでしょう。これで中国人にもMacを薦める(布教する)理由が一つ増えたというものです。

ちなみにiOSでも、iOS 11.2からメニューの中国語(簡体字)化が進んでいます。

Appleにとっては世界で2番目の市場の大中華圏。その中の大部分を占めると思われる中国大陸での業績がもろに会社全体の業績に響く昨今、なぜAppleがもっと早くメニューの中国語簡体字化を実現しなかったのか、また小数点1桁のアップデート或いは整数アップデートで中国語(簡体字)化を進めなかったのか、、つまり中国語簡体字化の重要度を他よりも下げていたのかは不明です。

 

Appleは同時にiTunes 12.7.2アップデートもリリース

なお、Appleは同時にiTunes 12.7.2もアップデートしています(Mac App Storeからアップデート可能です)。

記事は以上です。

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