Apple、iPhone背面カメラ用のフレネルレンズによる広角/望遠ハイブリッドレンズの特許を出願

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Appleの特許情報に特化したメディア、Patently Appleが、本日Appleがヨーロッパで、iPhoneの背面カメラをフレネルレンズ(Flesnel Lens)の非対称ゾーンを使用することで改善する特許を出願していたことを発見しています。iPhoneはこれまで、iPhone X及びPlusシリーズにデュアルレンズカメラを導入していますが、今回の特許技術を用いると、1つのレンズで広角と望遠レンズの両方の機能を持たせることができ、それぞれ1200万画素の高画質で撮影することができるようになります。

Appleの新しい出願特許は、下図の図5(FIG.5)にて描写されています。「#510のイメージセンサーは広角カメラと望遠カメラを内包するか、或いは広角と望遠の切替が可能なように調整されたハイブリッドカメラである」とされています。確かに、上側の2枚と下側の2枚ではフレネルレンズの大きさが異なり、非対称であることがわかりますね。

Apple-Patent_Fresnel-Lens_Wide-angle_Telephoto_Camera

カメラの内部構造に詳しい人であれば、Appleの特許出願書類の図示をご覧いただければ、今回のAppleによる出願特許の構造わかるのではないかと思います。

Apple-Patent_Fresnel-Lens_Wide-angle_Telephoto_Camera

Apple-Patent_Fresnel-Lens_Wide-angle_Telephoto_Camera

Apple-Patent_Fresnel-Lens_Wide-angle_Telephoto_Camera

そして、この特許によって、将来のiPhoneではポートレートモードで1枚の写真の中で異なった照明効果を施すことができるようになる可能性があります。また、これまでiPhoneのカメラの弱点だった広角での撮影や光学ズームの撮影が改善され、それぞれのモードでより高品質な写真が撮れるようになる可能性があります。

Appleのこの出願特許は、EUによって2018年8月9日に公開されていて、出願自体は今年初め、2018年1月30日に行われています。

なお、Appleはフレネルレンズ(Flesnel Lens)の利用は、昨年12月に取得したiMacによるFace ID認証やユーザ状態の確認をカメラで確認する機能の特許で既に行われていることを、今回の特許出願書類に特筆しています。

記事は以上です。

(記事情報元:Patently Apple

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