Apple、次世代【iPhone 8】に搭載が期待される2つの機能に関する特許を取得

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Patently Appleによると、Appleは本日、次世代iPhone【iPhone 8(iPhone X、iPhone Editionとも)】に搭載されることが期待される2つの機能に関連する特許を取得した。1つはベゼルレスディスプレイ、そしてもう1つがディスプレイはめ込み型のTouch IDだ。

ベゼルレスディスプレイの特許

ベゼルレスディスプレイ(英語でいう「Edge to edge display」)の特許は”デバイスのベゼル領域を減少する”という標題で、平面ディスプレイの端の部分をカーブした形状の設計にすることで、デバイスのベゼル領域を減らす方法とシステムについて説明し、それによって、デバイスの表示部分とインタラクティブタッチコントロール領域を最大化できるとしている。

Apple_Patent_edge-to-edge-display

この特許出願書の中で、例えば上記の8図(FIG.8)では、800番というタッチセンサーパネルを、802と804のようにフレキシブルに折り曲げられる構造になっている。

Appleはフレキシブル基板によってディスプレイパネルとタッチセンサーパネル(この2つをあわせてモバイルデジタルデバイスの回路パネルと呼ぶ)のカーブ設計を実現させ、それによってベゼルを減らし、デバイス全体の表示やタッチのアクティブな領域を減らない状況下で更にコンパクトにすることができる、と特許の内容を説明している。

 

ディスプレイ埋め込み型Touch ID

Apple_Patent_TouchID_under_the_display

そして2番目のはめ込み式Touch IDに関連するものとしては、特許番号9,652,066にてTouch IDをディスプレイにはめ込むためのいくつかの方法が記述されている。またユーザにとって指を離さなくても指紋認証が完了するというメリットも説明されている。つまり上記の図1(FIG.1)のように、従来通りわざわざTouch IDに指を乗せて認証をするという行為をしなくても、他の操作をすることで認証が完了してしまうというものだ。

Appleはこの特許をiPhone、iPad、MacBookに適用できると記述している。MacBookについては、既にMacBook ProのTouch BarにてTouch IDが実現しているが、今後は場所が特定されず、Touch Barのどこを押しても認証可能になるかもしれない。

 

Apple、本日56もの特許を取得

Appleは本日、これらの2つの特許をあわせて56の特許を取得している。

 

小龍的にはこう思う:取得された特許が全て活かされるわけではないが、将来を占うにはいい材料

もちろん今回取得された特許がすぐに、また全てが製品に適用されるわけではないが、既に噂になっている2つの機能が本日同時に取得されたことで、Appleが出願・取得した特許に専門的に注目するPatently Appleの注意を惹いたようだ。

私たち一般ユーザにとっても、今後のAppleのデバイスに搭載される最新技術を知るために、特許に注目するのはいい方法だ。Appleなどテック企業の株価に注目する人にとっても、研究するに値するところだろう。当ブログでもAppleの面白く興味深い特許について引き続き追いかけていきたいと思う。

記事は以上。

(記事情報元:Patently Apple

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