加藤嘉一君WBSに出演。

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

去る2010年8月18日、
中国で一番有名な日本人がWBSに登場、
ということで誰だ?と僕のtwitterは友人のTLで話題に。

矢野浩二じゃないかとか、蒼井そらじゃないか(これ俺の発言)とか、、、

矢野浩二さんは「浩二 Hao Er」というニックネームで、
中国で圧倒的大人気の湖南衛星テレビのバラエティに出まくっている。
抗日映画で俳優として日本人役も結構やっているので、
テレビをよく見る人には圧倒的に有名だと思う。
後者の方だと三浦さんとかも有名かと思うが、
バラエティに出ている分矢野さんの方が有名だ。

蒼井そらはまあ、
若い男性諸君はみんな知ってる。
あとRIOとか、そういった名前も中国人の若者(男性限定)ならほぼみんな知ってるんじゃないか。
「ヤメデー」とか「イグー」は中国人にも広く知られる日本語だ。
ああ恥ずかしい。。。(番外編:チョドマデ(ちょっと待って)も有名)

色々と憶測が飛び交う中、
「加藤嘉一」の名前が浮かんできた。

加藤君は僕が北京にいる間1回街中で某H君の紹介で会っている。
とはいえ向こうは忘れているだろうけど。
加藤君、確かにブログ、ネット新聞などで非常にアクセスを稼いでいる。

で、結局、
最終的に出演したのは加藤君だということがTLに流れると、
なるほどねーとみんなが納得。

WBSで彼がしゃべった内容は、
一問一答で以下にまとめられている。
http://wbslog.seesaa.net/article/159888100.html
上海にいる僕は番組を見ることはできなかったが、
上記のサイトで内容を知った。

彼は中国のメディアなど自分のお客さんにちと気を遣い過ぎなんじゃないかなあ、
と思うところもあったが(そこが強かでまたいい)、
自分も中国歴は長い方なので、
いちいち頷けるところばかりだ。

日本人は中国に来て日本がいかに島国であるかを痛感するのである。
中国に行くことで、国際人としてもっと客観的に物事を見ることができるようになるということ。
中国人が見えていない、もしくは目を向けない、中国の内部の良さと欠点。
同様に日本人がが見えていない、もしくは目を向けない、日本の内部の良さと欠点。
それらが見えてくるのだ。
彼はその上での発言だと思う。

僕も同じ日本から外に出た日本人として(最近和僑という名前が流行っているが、、、)
日本に対して言いたいことは沢山ある。
彼は学者・物書きとして、僕はものづくりのビジネスマンとして中国にいる。
中国でのものづくりは、もう安い労働力に頼ったものではなくなっていて、
中国を市場と捉えないと意味がなくなってきている。
それが日本本社主導で動かそうということになると、
日本本社に中国内部事情を分かっている人がいないと立ちゆかない。
本来は現地法人に多大な権限を与え、
現地の判断基準で物事を判断させるべきだ。
そうしないとビジネスがうまくいかなくなる。
郷に入っては郷に従え、
「日本ではこうだ」は通用しない。
世界の競争にさらされている中国の方がよっぽどグローバルだ。
中国は自国の成長のために、他国のものを積極的に吸収したいと思っている。
それが過去の歴史があって憎き日本のものであっても。
(もちろん取り入れ方や、取り入れた後に自国で開発したと報道するなど悪い面もあるが)
しかし日本はどうだ?
欧米のものはありがたがって取り入れるが、
なぜか日本以外のアジアのものは蔑視して取り入れない。
反省すべきじゃないか。
もちろんこれは自分に対する警告でもある。

彼は中国で、日本人として中国向けに中国語で発信している。
僕は中国で、日本人として日本向けに日本語で発信している。
加藤君はすごいなあ、と純粋に思う。
自分も中国語を書けないわけでもないが、
彼ほど語彙も豊富じゃないし、文章がうまくない。
暫し中国への発信は彼にやってもらえばいい。

僕も2年前にNHKの「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」にも出演してしまったことだし、
僕は日本に対して、こちらにいる者として色々と発信していきたいと思っている。
恐らくそれが、僕がやるべきことだと思うから。

でも最近ガジェット・ギア的なものばかりの発信になってしまっているがw

Visited 56 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人